2001 Best Albums
アスワン

今年のベストは昨年に引き続きMicro Stoneです。 2002年はスムース系ばかりではなく、幅の広いサウンドが出てくれる(レコード会社が出してくれる)ことを祈りたいと思います。

Micro Stone Band 「Hey!!!!」

2001年度のナンバー1はこの作品でしょう。作曲・アレンジは彼らしか出来ないオリジナリティが確立されています。 1stよりはラフな感じですが、その分誰々風,,,,という前作で聞かれたものが無くなって、完全に自分達のサウンドを確立したように思えます。 FUSION界の明日を担う名作です。

Fessler「Signatures」

昔懐かしい、D.フォスター系を思い出せるようなボーカル物です。こういうサウンドはまだまだ現代でもイケルと思うんですが。

Dean Brown 「Here」

ツアーメンバー、レコーディングスタッフとして、超売れっ子になりました。ファーストソロとしては意欲的な作品だと思います。今後の成長が楽しみです。

Andy Narell「Live in South Africa」

FUSIONは幅広い音楽性と楽器が特徴の一つなんですが、典型的なサウンドはこのスティールドラムなんかそれに相当するでしょうね。 ライブ会場楽しい雰囲気が想像できて、且つ伝わってきます。

Karizma「Document」

David Garfield周辺のサウンドって余り得意ではなく、この作品でこのサウンドが好きになってしまいました。今、カリズマ関連サウンドを買い漁っている状態です。

Trilok Gurtu 「The Beat of Love」

前はドロドロしたインドサウンドだったんですが、最近はそれにポップさが加わり新鮮なサウンドに変貌してきました。 この作品もイイ意味でポップになりインド系サウンドに新境地を開いてくれました。

Jeff Berlin 「In Harmony's Way」

最近は、こういう「マジメ」な作品が影を潜めてしまいましたねぇ。楽器の持つ可能性を見せてくれる作品だと思います。

Mike Stern 「Voices」

賛否両論が出る作品だと思います。私は、ワンパターンになりがちの彼のサウンドに大きな変化をもたらしたこのサウンド気に入ってます。

Victor Bailey 「That's Right!」

図太いNY系サウンドは、スムース系サウンド全盛にあってナカナカ売れないサウンドのためか、作品数が少なくなってきました。 ファンとしては寂しい限りですが、一人気を吐いて頑張っているように思えます。

TKB 「Self-reliant Tact」

THE PLAYERS、MSB etc.日本には聴いていて息苦しくなるようなスリリングな演奏を聴かせてくれるバンドが存在していました。 そういう本格的なFusionサウンドを後世に伝えるバンドとして、硬派FUSIONの火を消さないで欲しいです。期待してます。

Acoustic Alchemy 「AART」

聞かず嫌いというのは恐ろしいですねぇ。初期の頃のイメージとは違いカッコイイサウンドになってました。 今更彼らの旧作を漁っている状態です。

Aberaham Laboriel Greg Mathieson 「Laboriel Mathieson」

ベースと生ピだけでこんなに広がりのある世界を作ってしまいました。この楽器のデュオはとても新鮮に聴こえます。

小沼ようすけ 「Nu Jazz」

大ブレークしていますねぇ。MSのライブではいろんなサウンドを出して、この作品では又違うものを見せてくれます。 日本ジャズ界の期待の星として頑張って欲しいです。この作品は一言で言うと「カッコイイです。」

Victor Wooten Steve Bailey 「Just Add Water」

このコンビの2作目です。内容的には前作と同じ路線ですが、フレッテッド&フレットレスベースの競演は相変わらず見事としか言いようがありません。

Roller Coster 「Come Closer」

韓国のドリカムというべき女性+男性二人のユニットです。
これはFusionとは言えないサウンドでしょうが、Fusionチックなファンキーなサウンドでセンスがいいので選んでしまいました。

Vital Information 「Show 'em where you live」

筋の一本通った骨太いサウンドのファンは、そういったサウンドが少なくなったためFusion離れを起こしてきました。そういった彼らに歯止めるをかけるようなサウンドだと思います。



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