Dean Brown「Here」ビクターエンタィンメント(vicj-60732)2001 - Japan
Dean Brown(g) Don Alias(per) Michael Brecker(ts) Randy Brecker David Sanborn(as) Bill Evans(ts) Billy Cobham(drs) Murcus Miller(b) George Duke(key) James Genus(b) Ricky Peterson(key) Andy Snitzer(as) George Whitty(key) Barnard Wright(key) M.Davis(tb) etc.
●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
 皆さん、ご存じですねぇ。マーカスのバンド、サンボーンのバンド、ブレッカーブラザース、カーク・ウェラムのバンド、ボブ・ジェイムスのバンドでライナーによると18回も来日してます。私もサンボーン、ブレッカー等で見ましたし、カークの時はお店の中をブラブラしている彼をつかまえてお話したことがあります。(その時は、「私は英語が余り話せません」と言ったら、隣に座って「俺もニューヨークに来た時は、訛りがひどくてなかなか理解して貰えなかった..........」延々と彼の独演会が始まり、最後は「英語が話せなくても大丈夫」と言ってくれて、やっと解放された思い出があります。(^^;) )
 上記のバンドでツァーメンバーとして90年代中期は超売れっ子で、その後レコーディングメンバーとして引っ張りだこで、いつソロが出るんだろうと思っていましたが、今回出ました。参加しているメンバーは過去の彼の音楽人生を現しているように、超豪華メンバーです。
サウンド的には、彼のステージパフォーマンスとは逆にギターは控えめ。但し、セッションで培ってきたカッティングのかっこよさは随所に出てます。メンバーが彼より何枚も上手のために、彼はバックに回ったのかサウンド全体を重視した指向で作られています。
超一流のメンバーでそれぞれ癖を持っていますから、マーカス風、サンボーン風、R.ピーターソン風のサウンドの香りがするNY系のファンキーなサウンドに仕上がってます。曲によっては70年代後半の香りもして、NY系大好きな私にはたまらないサウンドです。
ギターのタイプとしては、ハイラム・ブロックとかバリー・フィナティーのような感じですかね。この二人はロックも得意で、ソロになるとロック系のフレーズがバンバン入りますが、それと似たようなギターを聴かせてくれます。「WALK AWAY」では彼のオリジナルを既に披露していましたが、今回彼のソロをリリースしたことでプレイヤーとしてだけなく、ミュージシャンとしての資質も十分に持っていたということを証明できましたねぇ。10曲目の「SOLID」は大作でしてMichael Brekerがソロを吹いてます。そのせいか(?)ブレッカーブラザースでやってもおかしくないような壮大なスケールの曲に仕上がってます。マイケルとディーンのソロの掛け合いにドンのパーカッションが効果的に入り、スリリングな演奏を聴かせてくれます。
 バイプレイヤー、ツァーメンバーという印象を払拭してくれる作品だと思います。今後、彼に蓄積されたいろんなサウンドをどう整理して披露していくのか楽しみです。

脳味噌錯乱級!!!買いっ!!(アスワン)
   
Slow           Speedy
Light           Heavy
Mellow         Hard
Lyrical         Cool
Melodious           Out of melody/code
Conservative             Progresseve/Tricky
Ensemble             Interplay

\2,400 2/24/2001 at 新宿タワーレコード