1999 Best Albums
アスワン

「FUSION氷河期到来!!」

輸入盤でビッグネイムは入るんですが非メイジャー系のミュージシャンが入りません.日本盤が出ることも滅多になくなりました.毎年選ぶベストアルバムも年々少なくなっていくようです.(92年は40枚はあった様な記憶があります)
不景気、リストラ、倒産と暗いニュースがこの業界に影を落としているようです.日本経済の活性化を望むばかりです.
今年のベストはJim Beardですねぇ.敢えて再CD化されたものは外しました.

Jay Tee「Jay Tee」
キャンディ・ダルファーのバンドのーベーシストとか.マーカス系のサウンドで期待しているベーシストです.

道下和彦「You can dream」
95年の作品で買ったのは98年ですが99年1月号で紹介しました.メセニーを連奏させるリリカルで幻想的なサウンドは今年の前半の冬に心温まるサウンドでした.

Scott Wilkie「Boundless」
正統派LAサウンドのキーボード弾きです.こういう新人がどんどん出ればFUSION界も活気が出ます.

Yuri Popoff「Era So Comeco」
T.HORTAのお姉さんの旦那でベーシストです.HORTA系の幻想的なサウンドをフレットレスベースで弾くのは気持ち良いサウンドです.

Anders Paulsson & Trio ConX「Danjugan Sanctuary」
全然知らない人たちですが、久々の掘り出し物でした.ソプラノサックスの音色が不思議なサウンドです.

Jacky Terrasson「What it is」
これはどっちかというとJAZZの部類に入りますかねぇ.M.Breckerとのかけあいは迫力あります.

Kenny G「Classics in the key of G」
L.アームストロングのボーカルのオーバーダビングのアイディアは良かったですねぇ.

John Tropea「Something Old, New, Borrowed」
いまどき、この70〜80年サウンドは新鮮です.温かみのあるギターはgood!!です.

Philippe Saisse「Halfway 'til Dawn」
6曲目の「La Vie」のアフロの曲は名曲です.余り注目してなかった人ですが反省します.

Yasu Sugiyama 「Yasu Sugiyama」
洗練されたNYの都会の雰囲気と、日本人のサウンドがマッチした爽快なサウンドです.

Fourplay 「Snowbound」
Fourplayを代表とするFUSIONの王道路線は耳タコなんですが、クリスマス系のサウンドによくマッチしたクリスマスアルバムを越えた12月のアルバムに昇華した作品です.

Jim Beard「Ad・Vo・Cate」
おもちゃ箱をひっくり返した様ないろんなアイディアが詰まった作品です.

Victor Bailey「Low Blow」
骨太いストレート系のサウンドが少なかった中、この作品が今年の中では群を抜いてました.


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