Anders Paulsson & Trio ConX「Danjugan Sanctuary」SITTEL(SITCD9254)'98 - U.K.
Anders Paulsson(ss,ts) Anders Bromander(pf,key) Per V Johansson(b) Joakim Ekberg(drs)
●太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
●ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系

これはちょっとした掘り出し物です.おそらくスウェーデンのグループなんでしょう.詳しいこと分かりません. まず、一曲目でちょいとびっくり.始めシンセの音かな??と思ってよ〜く聴くと、EWIの音.ジャケを見るとEWIなんて吹いてない、、、えっ??この音何??と考えるとソプラノサックスしか考えられません.ソプラノサックスをビブラートだけでEWIの様な音で吹いているとしか思えない不思議な楽器がソロを取ります.そのサウンドは、ボブ.ミンツァーの「ONE MUSIC」を思わせるEWI+Y.ジャケッツのサウンドを思わせます. ストリング系のシンセと生ピは正に、R.フェランティそのもの.
二曲では、トラッディッショナルっぽいバラードの曲.これはスムース系によくあるパターン.
三曲目はアコースティックベースに4ビートの女性ボーカルが入るブルージーなかっこいい曲.
四曲目はワルツのリズムでJAZZっぽい演奏.しかけやブレイクが結構あります.
五曲目でソプラノサックスのソロとストリングス系のシンセだけの幻想的な雰囲気の曲.
六曲目でテナーが登場して、スムース系風のバラード、7曲目は生ピとソプラノサックスで会話をしている様な静かな美しい曲.
八曲目は4ビート風のドラムに軽快なリズムで軽やかなメロディーラインでソプラノサックスが飛び回り、最後はウィンダムヒル風のサックスで幕を閉じました. 聴いた第一印象は、Y.ジャケッツタイプの曲は最初のみで、全体的に「フルーサークル」っぽい雰囲気があるなぁ、、と思いました.そしてヨーロピアンの香りも感じます.スムース系っぽいものもやってますが、全く媚びたとこがなく、単にメロディアスな曲だけなのかもしれませんねぇ. スムース系の金太郎飴の様になったソプラノ系サックスのサウンドですが、このグループはその路線をとらずに、自分たちのサウンドをやっていこうという姿勢が見られ好感が持てます. そして、いろんなサウンドと一曲目で聞かせた不思議なサックスの音色のこの二つは、この人の将来性に大いなる期待が持てます.
準脳味噌錯乱級!! 見つけたら買いッ!!(アスワン)

   
Slow                   Speedy
Light             Heavy
Mellow               Hard
Lyrical                 Cool
Melodious                 Out of melody/code
Conservative               Progresseve/Tricky
Ensemble                   Interplay

\2,600  3/27/99 at 新宿ヴァージン