Jay Tee「Jay Tee」Hot wire records(EFA12840)'98 - U.S.A
Jay Tee(b) Jerome Van Iterson(key,g) Candy Dulfer(as) Mike Stern(g) David Garibaldi(drs) etc.
●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ●ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
〇ユーロ系  〇JAZZ系  〇JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
  やっと見つけました..というか、やっと仕入れてくれました.
この人面白い人ですねぇ.フレッテッドベースでスラップをやると、M.ミラーの様なサウンドになります.そんでもって他の楽器とユニゾンでメロディを弾くので、ますますマーカス・ミラーをイメージさせる様なサウンドに仕上がります.そうかと思えば、6弦のフレットレスも弾いたり、多才な人です.
サウンド的には、黒人系でマーカスっぽいサウンド、そしてNY系のストレートな骨太いサウンド(例えば、Bill EvansがChuck LoebとDennis Chambers辺りとやりそうな感じ)を持っています.
ベースはかなり前面に出ており、テーマのメロディを弾いたり、スラップのソロだけの曲(ベースでオーバーダブ)、そして6弦フレットレスのソロもあります.ベースが前面に出ているといっても、ベースの自己中心的なサウンドではなく全体のバランスが取れています.
更に面白いのが、大仰なストリングスがミスマッチで入ったりしているんですが、それが何とも言えない独特の味を出しています.
ゲスト参加のMike Sternは3曲目で大ブレークして、007の映画音楽にでも使われそうな曲調に、敵の追ってをイメージさせる様な鋭いギターを弾いて、彼のファンならのけ反ってしまう程、スリル感溢れるプレイを聴かせてくれます.
Jay Teeのベースそのものはこの作品では、ビクター・ウッテンの様な目茶苦茶凄い超絶プレイを披露はしていません.多分、相当凄い技を持っているんだと思いますが、それを隠して全体のサウンド作りに今回は力を注いだんでしょう.これはマーカス系のサウンドが好きな人はのけ反ってしまう位凄い作品です.いろんなアイディアが詰まって何か凄い人が出てきたなぁとゾクゾクする期待を持たせます.21世紀のこの人の時代が来る様な予感を感じさせてくれる作品です.
脳味噌錯乱級!!買いッ!!
   
Slow               Speedy
Light                 Heavy
Mellow                 Hard
Lyrical                   Cool
Melodious                   Out of melody/code
Conservative                 Progresseve/Tricky
Ensemble                     Interplay

\2,590  12/30 at 渋谷タワーレコード