Philippe Saisse「Halfway 'til Dawn」VERVE(POCJ-1456)'99 - JAPAN
Philippe Saisse(pf,key,syn) Jamie Myerson(key) Jeff Glolub(g) Cara Jackson(vo) Ron Jenkins(b) Tom Salto(key/drs-pgm) Vanessa Falabello(vo) Andy Snitzer(as) Chris Huntser(as) 
○骨太いストレート系  ●明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ●ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系 ●スムース系
今や売れっ子のプロデューサー、アレンジャー、キーボード奏者として大活躍です.
実は余りこの人に興味がなかったんですが、インパクトがある曲が3つ含まれていますねぇ.
まずは6曲目の「La Vie」です.試聴した時にこれが気に入って買ったんですが、これはボーカル曲です.
アフリカの大地をイメージさせる様なアフロ風のコーラスが魅力的でライオネル・リッチーの「All Night Long」を思い出してしまいました.
未開のアフリカに神が降りて来た時の民衆の喜びと生命の息吹の様なイメージがあり、すっかり気に入ってしまいました.
そして次が11曲目.これもボーカル曲でなんとなく日本の童謡をイメージさせるメロディで、常々日本人が世界に討っ手出るならこのメロディだなぁと思っていたサウンドです.勿論、和楽器は使っておらず西洋の楽器でオリエンタルなメロディが魅力的です.
問題が3曲目です.生ピがメインで、ヒップホップ系のリズムがバックなんですが、イントロの後のピアノのテーマがバックと特にベースのリズムとマッチしません.
始め、CDプレイヤーが壊れたのかと錯覚をしてしまいました.(^^;)
ピアノの後はボイスとのユニゾンでテーマを繰り返すんですが、この時はリズムと合っているんです.何回も最初のピアノのテーマを聴くんですが、リズムが狂っている様にしか聴こえないんです.(^^;)
試しに、会社でベースを弾いている後輩に聞かせたところ「やっぱ変」という感想でした.
一流のプロなんで、これはこういうもんなんだと納得するしかないんでしょう.是非、試聴盤があったらお試し下さい.これが収録されているということは相当な考えがあったんでしょうか??それとも私がリズムを掴みきれていない??....未だに謎です.
この3曲以外はリズムが強調されているスムース系のサウンドですが、メロディに一工夫があるサウンドもあり、さすがセンスは一枚違うなぁと思い、この人に興味を持ち始めました.
単なる心地良いだけのスムース系ではなく、ハッとするインパクトのある作品もありアイディアが豊富で再認識してしまいました.
彼の前作は聴いていないんで、是非聴いてみようと思いました.
脳味噌錯乱級!!買いッ!!(アスワン)
   
Slow           Speedy
Light             Heavy
Mellow             Hard
Lyrical             Cool
Melodious             Out of melody/code
Conservative               Progresseve/Tricky
Ensemble           Interplay

\2,548 9/11/99 at 新宿ヴァージン