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Kenny G「Classics in the key of G」ARISTA(07822-19085-2)'99 - U.S.A |
Kenny G(ss,ts) Greg Phillinganes(key) Nathan East(b) Ricky Lowson(drs) P.Da Costa(per) George Benson(g) David Foster(key) Randy Woldman(pf) etc.
○骨太いストレート系 |
●明るく爽やか系 |
○骨太系と爽やか系の中間 |
○R&B系 |
○ブラック系 |
○歌物・NAC/AOR 系 |
●ラテン系
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■ブラジル系 |
□サルサ系 |
□カリプソ系 ) |
○ユーロ系 |
●JAZZ系 |
○JAZZとFUSIONの中間系 |
○ブルース系 |
○ロック系 |
●スームス系系 |
今日のスムース系の大爆発のきっかけとなった一人です.
海外からワンパターンのメールがよく来ます.「○○はベスト100に入ってないのに、どうしてケニーGは入っているんだ.お前は馬鹿かぁ!!」
海外ではケニーGはFusionミュージシャンとして受け入れられていないんでしょうか??そのメールに対してレスは送らなかったんですが、ここで敢えて言わせて頂きます.「ケニーGは偉大なFusionミュージシャンである!!」
一番最初に影響されたのが、知っている範囲ではウォーレン・ヒル、、そして皆がケニーGサウンドを取り入れて、昨今のスムース系の火付け役となりました.こんな影響力のあるミュージシャンって、偉大というしかないです.(スムース系ミュージシャンがケニーGの影響を受けたという前提で語っているのでほんとのトコは分かりませんが(^^;))
さて本題に入ります.意味ありげなタイトルから、内容はクラシックをやるの??と単純に思っていました.
ふたを開けるとなんてことはない、「サマータイム」を初めととするスタンダード級のオンパレードでした.クラシックとはこっちの方のクラシックだったのねぇ、、、と理解できました.
そういう意味では、この作品は今までの彼の中では異色作品になります.
まずびっくりしたのは「What A Wonderful World」.これ自動車のCMで流れてますよね.L.アームストロングのボーカルで.....
澄んだソプラノのイントロから、テーマはなんとL.アームストロングのあのCMのボーカルが流れて来ました!!もう、初めて聴いた時の衝撃は脳味噌雷直撃級のインパクトがありました.1コーラス目の後のサックスソロと展開部のボーカルに戻ってからの盛り上げ方は、ツボを抑えた作りをしていて天国の階段を歩いている様な感動もんです.
誰がプロデュースしてんだろうとクレジットを見るとデビッド・フォスターが参加していました.多分、L.アームストロングのオリジナルのボーカル部分を取り出してこのトラックに挿入しているんでしょう.アイディアとしてはこれが最初ではないんですが、上手いことやったなぁ〜と感心してしまいました.
多分、このパターンで他のミュージシャンもやるんじゃぁなかろうかと予想してしまいます.
珍しくボサノヴァも取り上げて、アントニオ・カルロス・ジョビンの「Desafinado」「イパネマの娘」をやったり、「In a sentimental mood」「Body and Soul」「Over the Rainbow」という定番ものを収録してます.それらの曲の中で彼のソロをじっくり聴くと、ソロ回しの上手さがよく分かると思います.
受けに受けてFusionのコーナーだけでなく他のコーナーにも彼の作品が並び、「あんなのはfusionじゃぁないやぁ」とお思いのかた.この作品での彼のソロ回しの上手さから地力のある実力派ミュージシャンだということが理解出来ると思います.
Jeff Lorber Fusionで初めて彼のサックスを聴いて、それからずーっと追いかけていましたが、本作は思いもよらなかったサウンドで、さすがスムース系の第一人者はやることが違う!!と、感心することしきりの作品です.
スムース系はは苦手だなあ...という人はライト感覚で聴けるjazzアルバムとしても聴けるのでので一度は聴いて欲しいです.
初心者にもベテランにも自信を持ってお勧めできるサウンドです.
☆脳味噌錯乱級!!買いっ!!(アスワン)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progresseve/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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