2007年はマイケル・ブレッカー、ジョー・ザヴィヌルという長年に渡ってジャズ・フュージョンをリードしてきた巨星を失ってしまった年だった。
この作品の前では全ての言葉を失ってしまう。
メンバーが皆、脂の乗り切った時期のライブ。
あまり話題になっていないようだが、壮大なスケールの素晴らしいアルバム。 来日公演も素晴らしかったこの2人。聴けば聴くほど深い作品です。
2007年はいろいろなミュージシャンのバックアップでも目立っていたクリス・ミン・ドーキーですが、自身のソロ作もフューチャー・ジャズを取り入れた意欲作。 イスラエルのサックス奏者のアルバム。この1年で一番の掘り出し物。
映像の美しさは特筆もの。RTFの再結成も噂されるチックだが、現時点ではこれが近年のベスト・ユニットのように思える。
ジャコが加入し、「Heavy Weather」のレコーディングの頃のライブ映像。 かなりエレクトリック色が強くなっていて、フュージンスキーの奔放なギター・ワークが楽しい。
ギル・エヴァンス、ブレッカーのクインデクテットあたりを思わせるオーケストレーションをバックにポッターのサックスがたっぷり楽しめる。
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