Chick Corea「The Altimate Adventure Live in Barcelona」Stretch Records (DVD70269) 2007 - U.S.A.  
Chick Corea(kb), Jorge Pardo(sax,flute), Tom Brechtlein(drums), Ruben Dantas(perc), Carles Benavent(bass), Hossam Ramsy(Egyptian Tabla), Auxi Fernandez(dancer), Tomasito Moreno Romero(dancer)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●スパニッシュ系

チック・コリア率いるタッチストーンの2005年のバルセロナでのライブの映像物。
構成は2006年夏のブルーノート公演と似ているが、アイアートやヒューバート・ロウズは参加しておらず、地元スペインにゆかりのミュージシャンがラインアップされている。
また日本では女性フラメンコ・ダンサーが一人だったが、このDVDでは男性ダンサーも加わってよりヴィジュアル的に魅せる演出になっている。

DVDが始まって何より先に目を奪われるのが、会場であるバルセロナのThe Palau De La Musicaの素晴らしさだ。ステージ後方の赤を基調とした壁画(?)は何とも美しいし、ホールのクラシックな雰囲気もよい。

演奏は最後のスペイン以外はチックの最新スタジオ盤「The Altimate Adventure」からの曲が並んでいる。ライブだけにそれぞれの曲はメンバーのソロをたっぷりとフィーチャーされており、スタジオ盤よりも熱い演奏が繰り広げられている。

最後のスペインは昨年のブルーノートでも聴かれたようにアランフェス部分でフラメンコ・ダンスをフィーチャーしていてかなり長めに引っ張った後、キメフレーズなしでテーマに流れていくという最近の新アレンジで演奏されている。

素晴らしい演奏に綺麗な映像で視覚的にも楽しめる作品で昨年のブルーノート公演を楽しんだ人、「The Altimate Adventure」が気に入った人は見て損はない作品だろう。

音声はステレオ、Dolby Surround 5.1, DTS5.1で収録されている。
またアメリカ盤はリージョン1になっており、日本使用のDVDプレイヤーでは再生不可となっている。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay