ベーシスト、ミロスラフ・ヴィトウスの新作はタイトルからは2003年リリースの「Universal Syncopations」の続編のように思えるが、内容は全く別物である。
1曲目から驚かされるのはフル・オーケストラ、コーラス隊をバックに従えたサウンドになっていること。
1曲目のタイトルは「Opera」なのだが、アルバム全体がオペラのような叙事詩になっているように聴こえる壮大なスケールの作品だ。
しかもどうやらこのオーケストラとコーラス隊は生ではなく全てサンプリングらしいのだが、CDを聞く限りは生のオーケストラにしか聴こえない。(ヴィトウスは自分でオーケストラなどのサンプリングCDを制作している。)
そのオーケストラ・サウンドとソロをとっているホーン奏者のB.ミンツァー、R.ブレッカー、B.マラックらのサウンドが溶け合って一体となって聴こえるアレンジはただ見事だ。
聴き手に軽く聞き流すことを許さずに正面から向き合って聴くことを強いるような、今時珍しいとてつもなく気合の入った大掛かりな作品だ。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
Light |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
Lyrical |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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