Chris Potter Underground「Follow The Red Line Live at the Village Vanguard」 Sunnyside(SCC3075) 2007 - U.S.A.  
Chris Potter(t.sax), Craig Taborn(e.piano), Adam Rogers(guitar), Nate Smith(drums)

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ●JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

テナー・サックス奏者、クリス・ポッターのエレクトリック・ユニット、アンダーグラウンドのNYの老舗ジャズクラブ、ヴィレッジ・ヴァンガードでの最新ライブ盤。 アンダーグラウンド名義としては昨年リリースのスタジオ盤に続いての2作目となるが、曲は全て新曲で、6曲中5曲が10分を超える力作だ。

ライブ盤ということもあって、ポッターを始めとして、クレイグ・タボーン、アダム・ロジャースといった今NYシーンの中心を担いつつある実力派ミュージシャンのテクニックとアイデアを兼ね備えたソロをたっぶりと聴くことができる。 (ちなみにこの3人にD.ビニー、S.コーリー、B.ブレイドの3人を加えるとこれも今注目のバンド、デビッド・ビニーのWelcome To Lifeになる。)

全編オリジナルの曲は変拍子や一風変わったラインやハーモニーの凝った曲が多いが、演奏そのものは熱くストレートで、理屈抜き楽しめる。

逆にちょっと変わっているのは3曲目の「Pop Tune #1」でいつもはひねり気味の演奏の多い彼らが、まるで一昔前のデビッド・サンボーン・バンドのような演奏をしているのが新鮮に感じる。

硬派なコンテンポラリー・ジャズに飢えている方にお薦め! (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay