イスラエルを拠点に活躍するサックス奏者テヴェト・セラのアルバム。
ブレッカー、マイニエリ、リーブマンなどイスラエルにルーツを持つユダヤ系のミュージシャンがジャズ・フュージョン界には非常に多いのは知る人ぞ知る事実だが、イスラエル在住のミュージシャンの音を耳にするのは筆者はこれが初めてだ。
CDを聴き始めるとすぐに朗々した響きの、よく鳴っているアルト・サックスの音に耳を奪われる。
少し早めのパッセージでのシャープなタンギングと切れ味のよいリズム感も印象的だ。
随所で聴かせるフラジオもよくコントロールされている骨太なサウンドなのだが、また同時に爽やかさも兼ね備えているサックスでちょっとメローな曲でも心地よく聴ける。
全曲セラのオリジナルからなる楽曲はアコースティックなサウンドが中心ながらコンテンポラリーなアレンジがされている。
いろいろなタイプの曲が収録されており、一部エスニックなリズムも導入されていて筆者としてはツボにはまってくれるサウンドだ。
レコード会社のクレジットもなく自主制作のアルバムのようだが、サックス、楽曲ともに非常に高レベルの作品でなかなかの掘り出し物だ。(橋 雅人)
Tevet Sela公式ウェブサイト
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Slow |
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Speedy |
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Heavy |
Mellow |
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Hard |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
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Interplay |
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