Tevet Sela「Tevet Sela」-- (--) 2005 - Israel  
Tevet Sela(alto & soprano sax), Adam Gorlizki(kb), Michael Avgil(drums), Oded Kafri(drums), Ben Hendler(bass), Yossi Fine(bass), Jonathan Levy(bass), Amos Ben David(perc)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

イスラエルを拠点に活躍するサックス奏者テヴェト・セラのアルバム。
ブレッカー、マイニエリ、リーブマンなどイスラエルにルーツを持つユダヤ系のミュージシャンがジャズ・フュージョン界には非常に多いのは知る人ぞ知る事実だが、イスラエル在住のミュージシャンの音を耳にするのは筆者はこれが初めてだ。

CDを聴き始めるとすぐに朗々した響きの、よく鳴っているアルト・サックスの音に耳を奪われる。
少し早めのパッセージでのシャープなタンギングと切れ味のよいリズム感も印象的だ。
随所で聴かせるフラジオもよくコントロールされている骨太なサウンドなのだが、また同時に爽やかさも兼ね備えているサックスでちょっとメローな曲でも心地よく聴ける。

全曲セラのオリジナルからなる楽曲はアコースティックなサウンドが中心ながらコンテンポラリーなアレンジがされている。
いろいろなタイプの曲が収録されており、一部エスニックなリズムも導入されていて筆者としてはツボにはまってくれるサウンドだ。

レコード会社のクレジットもなく自主制作のアルバムのようだが、サックス、楽曲ともに非常に高レベルの作品でなかなかの掘り出し物だ。(橋 雅人)

Tevet Sela公式ウェブサイト

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay