T-Square「33」Village Music (VRCL10008-9) 2007 - Japan  
安藤まさひろ(g)、伊東たけし(sax,EWI)、河野啓三(kb)、坂東慧 (drums)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ●ロック系        ○スパニッシュ系

T-S通算33枚目となるアルバム。
のっけ3曲がハードなハードなロック系の曲で、前作「Blood Music」の延長線上のロック路線のアルバムかと思うと4曲目以降はポップな曲、スムース系からちょっとファンキーな曲などヴァラエティーに富んだ構成になってくる。

4曲目「Flying Colors」は最も若いメンバーの坂東の作曲だが、キャッチーなメロディーにポップなアレンジのこの曲が従来のT-Sのイメージを最も感じさせるのも不思議だ。
河野の手によるスムース系の「Iberian Seascape」、軽快でファンキーなリズムの「Fumble」もアルバムのサウンドによく溶け込んでいる。
「Fumble」では伊東がジャジーなサックスを聴かせているし、安藤のフュージョンっぽいソロもよい。

坂東が計3曲を提供、またKBの河野も4曲を書いており新メンバーがこのアルバムの中で大きな役割を果たしているのがよくわかる構成だ。(ちなみに安藤が残りの4曲を作曲)
にもかかわらずでてくるサウンドはしっかりとT-Sの音で、新メンバーの新しい血を大胆に取り込みながらも、しっかりとT-Sサウンドをコアとして持っているのは、安藤のバンド・リーダーとしてのセンスなのか、さすがとしか言いようがない。

6月30日生産分までの期間限定盤にはヴォーカル版とプレステ3CM版の「Truth」が2曲収録されたボーナス・ディスクがついてくる。
ヴォーカル版は「Tell The Truth」と題され元Mr.Bigのエリック・マーティンが安藤バンドをバックに歌っているものだ。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay