2003 Best Albums
TKO

2003年Fusionの傾向は、大物の目先を変えた作品が目立った年だった気がします。 しかし、極めて傑作・・が思い当たらないのですが、それがかえって広く沢山の愛聴盤ができました。

Accoustic Alchemy「Radio Contact」

本作を本当に良く聞きました。特にドライブにはほとんど必ず聴いていたような気がします。真新しいことは何も無いのですが、とても気持ち良い作品です。

Jaco Pastrius Big Band「Word Of Mouth Revisited」

トリビュート物は嫌いなのですが、本作には惹かれて何度も聞きました。それでわかったのですが、この作品はジャコ=ベースと言うよりも、ブラス・サウンドの小気味よさが良かったのだなぁと。

Minostav Vitous「Universal Syncopations」

BGMに良い作品もあれば、本作のように傾聴して聴き応えある作品もあります。
きちんとしたシステムで腰を落ち着けて堪能したい作品です。

Peter Malich /Norah Jones「New York City」

当然、ノラ・ジョーンズ目当ての作品。デビュー作に劣らず、この作品でもノラの歌声を堪能しました。 もうすぐ待望の新譜も出ますが果たして?

Randy Brecker「34th N Lex」

裏Brecker Brothers作品という形容には納得。今年もマイケルのリーダー作はあるのですが、個人的に本作のようなマイケルの方が好き。なのでこっちを選びました。

Prism「Present II」

昨年は活躍目覚しかったPRISM。旧譜も新譜も数多くあるのですが、個人的に本作を選びました。
昔よく聞いたあの曲に新たな生命が宿ったような演奏には感動です。

Keith Jarrett「up for it」

このトリオの出す音にはいつも脱帽。スタンダーズも円熟しきった感はありますが、熟聴すればするほど良さ、凄さがわかってきます。

Pat Metheny「One Quiet Night」

期待した中では一番インパクトの弱かった作品。それが幸いして何度も繰り返して聴けて、そのうちにジワジワと良さが染み込んで来ました。

MicroStone「Groovers Move On」

進化を続ける、期待度一番のバンド。本作もなかなか力作で、ノリの良さが気持ちよかった作品。
今年もきっとやってくれることでしょう。

David Sanborn「Time Again」

聴きなれた曲のカバーがあり、サウンドも結構あっさりした雰囲気に変わってます。
でも、このSAXにはやはりサンボーンなんだよなぁと納得しました。

Roy Hargrove presents The RH Factor「Hard Groove」

ロイ・ハーグローブの挑戦盤。参加ミュージシャンもなかなか興味深い面々が集まってます。
夜の都内を車で走るときに聴くと雰囲気でました。

Nervio「Alma」

今、一番注目したいバンドはNervioでしょう。斬新なサウンドで、バリバリのTOPミュージシャン達の凄みを感じます。ベーシストが変わって今後どうなるか?

番外

Gil Goldstein/Romero Lubambo「Infinite Love」

幸福感に浸るということをそのまま音楽にしたような作品。1曲目をかけ始めると「あー、幸せだ。」と思ってしまいます。

David Sancious「Just As I Thought」

Section「Folk it Over」

特に新譜でも再発されたわけでは無いのですが、NET通じて知って購入。
こんな作品があるのだなぁと感嘆しながら、昨年はよく聴きこんだ2枚です。
前者はロック期RTFを彷彿し、後者はグルーブ感がたまらないです。


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