Jaco Pastorius Big Band「Word Of Mouth Revisited」Heads Up(HUCD3078) 2003 - U.S.A.   
Jaco Pastorius, Victor Bailey, Richard Bona, Jeff Carswell, Jimmy Haslip, Christian McBride, Marcus Miller, David Pastorius, Gerald Veasley, Vistor Wotten(bass), Peter Graves(conductor), Ed Calle(sax), Billy Ross(sax), Gary Keller(sax), Mike Brignoia(sax), Jeff Kievit(tp), Jason Carder(tp), Ken Faulk(tp), Dana Tevoe(tb), John Kricer(tb), Michael Levine(kb), Randy Bernsen(g), Mark Griffith(drums) etc.

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ●JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●ビッグ・バンド系

Jaco Pastorius Big Bandなどというと昔のジャコのビッグバンドの未発表盤かと思ってしまうが、これは新録のトリビュート盤です。

ジャコのトリビュート盤は今までも数多くあるが、このアルバムの特徴は1曲だけだがジャコ本人のベースが聞けること、ジャコの未発表ビッグ・バンド・アレンジが聞けること、そしてリハーサルテープから持ってきたと思われる本人の声が曲間のつなぎとして随所に聞けることだろう。

アルバムの構成としてはジャコのオリジナル曲もしくはジャコのアレンジした曲をフロリダ時代からのジャコの盟友であったピーター・グレイヴス率いるビッグバンドが演奏し、それにボナ、ハスリップ、ベイリー、ウッテン、マクブライド、マーカスなど現代を代表するベーシストがゲストに加わる形でプレイしている。

どのベーシストも好演しているのだが、こうしていろいろなベーシストがジャコの曲を演奏しているのを通して聞いてみると、どのベーシストもジャコの影響を大きく受けているのがよくわかり、ジャコの足跡の大きさを感じることができる。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay

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