(8/2/2003)
Heads Up Internationalから8月26日に全世界でリリースされる「Word of Mouth Revisited」(HUCD3078)は14人編成のビッグバンドをフィーチャーしたエレクトリック・ベースの革命児、ジャコ・パストリアスへのトリビュート盤で現在のコンテンポラリー・ジャズ・シーンの最も才能あるベーシスト達、ビクター・ベイリー、リチャード・ボナ、ジェフ・カーズウェル、ジミー・ハスリップ、クリスチャン・マクブライド、マーカス・ミラー、デビッド・パストリアス(ジャコの息子)、ジェラルド・ビーズリー、ビクター・ウッテンがゲストとして参加している。 クリスチャン・マクブライドはジャコのことを「エレクトリック・ベースのチャーリー・パーカーのような存在で誰もそれまでこの楽器をジャコのように革新的には演奏しなかった。」と言い、マーカス・ミラーは「毎年、ジャコの想い出は強くなっている。人々がジャコのことを忘れないようにするのは僕達次第なんだ。」という信念を持っている。 このアルバムの13曲の収録曲はジャコの多様で幅広いキャリアのほとんどをカバーしている。ジャコが今回のThe Jaco Pastorius Big Bandのリーダーであるピーター・グレイブスのオーケストラにいた頃の初期の曲やアレンジ(「Punk Jazz」、「Killing Me Softly」)やウェザー・リポート時代の曲(「Havona」、「Teen Town」)、Word Mouthの「Continuum」などが収録され、上記のゲスト・ベーシストがビッグバンドをバックに演奏している。 ジャコが好きだったハービー・ハンコックの曲「Wiggle Waggle」ではジャコが70年代にSanibel Islandで演奏したライブのベースのトラックに現在のピーター・グレイブスらのラインアップが演奏を重ねてレコーディングされている。 「ベースとはどういうものであるべきなのか、またジャズの曲というのはどんなものであるべきなのかを本当に理解するためにジャコがどんなことをやったのかに触れる必要があると思うよ」とジェラルド・ビーズリーは言っている。 |
Thanks to Heads Up International
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