1998 Best Albums
橋 雅人

再発物は、はずして新譜のみから選んでみましたが、正直なところ10枚挙げるのがちょっとつらかったです。新譜がさみしかった分、再発物は充実していた年だと思うのですが、これも新譜不作の裏返しなのでしょうか? 99年はアグレッシブで斬新な新譜をたくさんリリースしてほしいものです。選んだアルバムは特に順位はありません。

Frank Gambale 「 Stuart Hamm, Steve Smith Show Me What You Can Do」Tone Center(IC 40012)
今フュージョン界でもっとも元気のあるレーベルTone Centerからの1枚です。ギャンバレのふっきれたギターが気持ちいいです。

Michael 'Paches' Stewart 「Penetration」Hip Bop(HIBD8018)
プロデューサーのジム・ベアードの色が濃くでた作品です。彼のセンスが光ります。

Toninho Horta 「From Ton To Tom」Video Arts Music(VACM-1127)

Nguyen Le 「Maghreb & Friends」ACT/WORLDJAZZ(9261-2)
作品ごとに違う面を見せてくれます。今、一押しのギタリストです!

Michael Brecker 「Two Blocks From The Edge」Impulse(IMP 12612)
もう、自分の世界に入ってゴリゴリと吹きまくっています。これをフュージョンと言っていいものかという世界までいってしまっていますが。

Gary Meek 「Good Friends」M.E.L.T.2000(BW102)
スムース系じゃないのだけどもポップなサックスフュージョン。カッコいいです。

Gary Burton, Chick Corea, Pat Metheny, Roy Haynes「Like Minds」CONCORD JAZZ(CCD-4803-2)
大物が並んだアルバムですが、意外なほどまとまった気持ちいい音に仕上がっています。

Bob Mintzer 「Quality Time」TVT Jazz(TVT-3230-2)
アコースティック・フュージョンとでもいうような音です。イエロージャケット サウンドも楽しめます。

Side Steps 「OUT-AND-OUT」MUSEA FGBG (4222.AR)
Cyber FusionのテーマソングでおなじみのSide Stepsです。このアルバムを聞いたことがテーマソングをお願いするきっかけとなりました。

塩谷 哲 「Eighty-eigft plus Infinity」 FunHouse (FHCF2429)
タイム感、テクニック、アレンジ力、どれもとっても超一級の人ですね。

国府弘子 「Diary」ビクター(VICJ-60210)
意外といっては失礼ですが、いいアルバムです。あのELPのタルカスをピアノトリオでやるとはぶっ飛びました。



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