Toniho Horta「From Ton To Tom」Video Arts Music(VACM-1127)'98 - JAPAN
Toniho Horta(g,vo)  Lena Horta(flt)  Luisa Schiavon Horta(vo)  Paulo Horta(b)  Gal Costa(vo)  Andre Dequech(key)  Bob Mintzer(ts) etc.
  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  〇骨太系と爽やか系の中間  
  ○R&B                 〇ブラック系      ○歌物・NAC/AOR 系        
  ●ラテン系(■ブラジル系    □サルサ系        □カリプソ系)            
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系    
  ○ブルース系          ○ロック系
お待ちかねのアルバムがようやくリリースされました.昨年の彼のインタビューで出す、出すと言っていた作品で、昨年の彼のインタビューを見た方ならご存じですよね. 予告通りに、ブラジル音楽の父ともいうべきアントニオ・カルロス.ジョビンのトリビュー物です.全13曲のうちジョビンの曲は「イパネマの娘」「おいしい水」「デサフィナード」始めてとするジョビンの曲が9曲を占めてます.ジョビンの曲では割りと忠実にオリジナルのボサノヴァのスタイルを踏襲し、ジョビンのバンドでの妻や娘達のコーラス隊も同じ様に入れたアレンジです.B.Mintzerのサックスが入っているところがオリジナルと大きな違いでしょうか?? オリジナルはタイトル曲や「Infinite Love」といった過去の曲をインスト等で演奏してます. ここまで読むと、ボサノヴァ一辺倒の作品の様に思われるかと思いますが「おいしい水」ではギターを中心のアレンジでボサノバタッチのFusionっぽい音もあり、例えジョビンの曲でもオルタが歌うと、やっぱオルタの世界になってしまって、単なる追悼物だけでは終わらない、彼の個性がよく出ている作品だと思います.W.Galisonがハーモニカを吹くと、「モスクワ・ライブ」の様なサウンドも繰り広げてくれます. 全世界的にヒットした「イパネマの娘」では、生ギターで触りの部分を40秒間だけ弾いて終わります.(^^;)ウ〜ン、もっと聴きたかったなぁ..と思ったんですが、このもっと聴きたかったなぁ..というのが、オルタのジョビンに対する思いを象徴しているんでしょう.もっと長生きして欲しかったという彼の思いが最後の曲を途中で終わらせてしまったんでしょうねぇ. 
☆偉大なミュージシャンの死に冥福を祈ります.(アスワン)
   
Slow                   Speedy
Light                   Heavy
Mellow                   Hard
Lyrical                   Cool
Melodious                   Out of melody/code
Conservative                   Progresseve/Tricky
Ensemble                   Interplay