Fusion新譜はもう何年も落ち込んでいますが、今年も厳しさが増しました。
しかし、その中でもこれはと思う作品もあり、まだまだ良質の作品は出るものだと期待がつながっていると思います。
No.1は多くのベテランを抑え、オズ・ノイの作品が一番よかったかと思います。
発掘音源としては今年一番の収穫だったと思います。ジャコ、マクラフリン、トニーのトリオというだけでもスーパーな作品。
3. Michael Brecker 「Pilgrimage」 マイケル・ブレッカーの遺作はやはり期待通りの秀作でした。いままで知る超絶的なマイケルとは違うのですが、白鳥の歌となったこの作品にはそれらを超える何かが宿っていると思わざろう得ません。 マーカスの新譜はこれまでと同じ路線の延長ではあるのですが、メンバーや楽器編成を変えたことで、多少なりともの変化の兆しが見え、そこがこの新譜では楽しいポイントとなっています。それといつものノリの良いベース・プレイを堪能しました。 5. Bill Bruford「Rock Goes To College」
こんな音源が残っていたなんて・・ホールズワース在籍ブラッフォードの数少ないライブ・・・。
6. Pat Metheny, Brad Mehldau「Quartet」
前の年に引き続き、メセニーとメルドウのコラボレーション。デュオからカルテットに拡張し、期待通りの演奏でした。
7. Eric Marienthal「Just Around The Corner」
あまり話題にはならないのですが、どうも気になるのがマリエンサル。
もうCD化は無いだろうとあきらめていただけにCD化には狂喜しました。これまで聞き続けてボロボロになったLPもようやくお役ごめんにあいなりました。 9. Bennie Maupin「The Jewel In The Lotus」 こちらもCD化は不可能と思っていただけに、CD化は驚きました。メンバーはECMらしくない人選なのですが、出てくる音はECMでしかありえないようなアンビエント作品で、ますますCD化に感謝です。
長らく廃盤がつづいたJ-Fusionの名盤が久しぶりにCD再発になりました。J-POPでの大活躍を見かけることの多い今剛ですが、本作をきくにつけ、またFusionリーダー・アルバムを出してくれないかなぁと考えてしまいます。
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