John McLaughlin, Jaco Pastorius, Tony Williams「Trio Of Doom」 Columbia Legacy(82796 96450 2) 2007 - U.S.A.  
John McLaughlin(Guitar), Jaco Pastorius(Bass), Tony Williams(Drums)

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

1979年3月3日にキューバのハバナで行なわれたただ1度のライブのために結成されたマクラフリン、ジャコ、トニーからなるスーパー・パワー・トリオ、Trio Of Doomの未発表録音を含むアルバムがリリースされた。

このトリオのライブは当時ハバナでおこなわれたフェスティバルのオムニバス・アルバム「Havana Jam I」、「Havana Jam II」に計3曲のみが収録されていたものだが、今回はその当時の約25分間のライブ演奏に加え、その5日後にNYのスタジオで収録されたテイクが入っている。

ところがライナーを見るとマクラフリンによって意外な事実が明らかにされている。既発のライブ盤「Havana Jam I」、「Havana Jam II」に収録されていたテイクは実は本当のライブテイクではなく、5日後に収録されていたスタジオテイクだったというのだ。
当時マクラフリンが、ライブでのジャコの出来がよくなかたっためライブ・テイクをそのままリリースすることにOKを出さなかったらしい。

というわけで約25分のライブ・テイクは丸ごと今回初リリースということになる。
正直なところ何故、この演奏にOKがでなかったのか理解できないレベルのノリのよい演奏だ。マクラフリンによるとリハーサルの時ははるかに良かったということなので、その落差に納得できなかったということなのだろうか。

いずれにしてもこのメンバーの唯一の録音が30年近い時を経て聴けるというのは嬉しい。(橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay