総括
Fusion黎明期を除いて今までで一番厳しかった年です。
「フライドプライド」のDVDでギルゴールドスタインが「JAZZは厳しい」と嘆いてましたが、ほんと厳しいです。
輸入盤の規制も始まりこれがJAZZ/FUSIONの作品の流入減少に拍車をかけたようです。
ここ数年、有望な新人が出てこない。これはFUSIONの未来にとって由々しきことです。
(なら自分で探すしかないというのがDiscover企画です。今年は海外公募もしようかな??)
2004年のベストアルバムは今までで一番少ないかもしれませんねぇ。
Toninho Horta「Com O Pe Forro」
2004年のベストアルバム候補ですね。
トニーニョ節が健在でアコーディオンが加わってまた新たな世界を開いてます。
そろそろ来日しないかなぁ、、
Blue Aeronauts Orchestra「1st Flight」
これは新譜情報に出してません。
今年Fusion系のアルバムが出なくて音楽に飢えてたころに観た映画が「スウィングガールズ」。
ビッグバンドジャズもいいじゃん♪ということで50年代の作品やメイナードファーガスン等の作品を好んで聴いてました。
東京Jazzで初めて見て、気に入ってしまいました。なかなかセンス良い選曲とアレンジしてます。
Billy Cobham's Culturemix「Colours」
NY系のサウンドにスティールパンという組み合わせ。
昔はこんな自由な組み合わせでいろんなサウンドありましたが、最近はスムース系のように枠にきっちりはまって自由な演奏は激減してます。
枠にとらわれない自由な発想こそがFusionの原点だと思います。
Prism「Prism Live」DVD
長いキャリアの中で単独ライブの映像ものは始めてかな?
実際観たから余計このライブの感動が観る度に蘇ってきます。
このライブは近年のベストライブと言っても過言ではないと思います。
松原正樹「Acoustic Age」
彼の作品のなかで”バレリーナ"に次ぐ”TAKE A SONG"が収録されているからだけではありません。
アコースティギターの優しい響きを生かした作品作りだと思います。
小沼ようすけ「The Three Primary Colors」
JAZZギタリストという枠で当初は売っていたんですが、その枠から最近は外れて面白さが益々出てきたように思えます。
R&B路線が強くなって実力発揮というとこでしょうか。
Phat Phunktion「You and me」
これはFusionではありませんね。TOPタイプのファンク、クラブ系サウンドです。
センス良く楽しめました。
佐藤允彦「Mongot Djadt? Triangulo Rebelde」
ガッツ溢れる演奏にしびれてしまいました。
それにしても彼のMSBはCDで復活して欲しい!!
Don Grusin「The Hang」
サウンドはFusionの王道というべきサウンドです。
流行に流されない彼らしいサウンドです。
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