Tokyo Jazz 2009.9.5 Day Session
G R O O V E
神保彰 featuring Abraham Laboriel, Otmaro Ruiz
and very special guest Lee Ritenour
Akira Jimbo photo by Rieko OkaAkira Jimbo photo by Hideo Nakajima

興味深い顔合わせですね。新作「Jimbomba」をリリースしたばかりの神保彰。
ほとんどレコーディングと同じメンバーと、ギターのみリー・リトナーという組み合わせ。
リー・リトナーと神保彰の共演は、CASIOPEA「4X4」以来、27年ぶりというから驚きます。

音楽的にはキーボードのオトマロ・ルイーズが中心になり、神保の音楽を盛り上げています。
神保も、細かいフィルを駆使し、神保彰にしか出来ないドラムを聞かせます。
このようなドラムは神保でしか聴くことの出来ない、まさにワン・アンド・オンリーな存在と再認識。
ゲストのリー・リトナーも健闘してますが、いつもの流暢なギターワークが影を潜め、ちょっと抑え気味。
そこはセッションで鍛えただけあって、慣れない曲でも、存在感を示してます。
特にサンバ・テイストで爽やかな"Jimbomba"なんて、リトナーにもよく合うような雰囲気です。
面白いなと思ったのは"Emerald Coast"のメロディはCASIOPEAを思い起こすこと。
それをリー・リトナーのギターで聴けるというのも感慨深いです。

最後はその27年前CASIOPEA「4X4」からの"Mid-Manhattan" で締めくくりました。
ある意味、この曲をリトナー、神保の組み合わせで聞けるのはレジェンドですね。
過去と現在が一気に交差したような、Fusionファンとしてはこみ上げるものがあります。

1. Wicked
2. Jimbomba
3. Tokyo Dreamin'
4. Four Colors
5. Snaked
6. Emerald Coast
7. Mid-Manhattan

John Scofield and the Piety Street Band
Jon Cleary(kb), Shannon Powell(ds), Roland Guerin(b)
John Scofield photo by Hideo NakajimaJohn Scofield and the Piety Street Band photo by Hideo Nakajima

ジョン・スコフィールドの音楽フィールドは広い。今回はルイジアナのブルース・バンドという趣だ。
ただ、ピアノ・ボーカルがメインになり、スコフィールドはバック・バンドの一員になってしまったかのよう。
スコフィールドのバッキング・ヴォーカルが聴けるのが珍しい。
また、スコフィールドのギターワークも、得意なブルース・プレイが満開です。

1. Than's Enough
2. Motherless Child
3. Something's Got A Hold On Me
4. Walk With Me
5. Let The Good Times Roll
6. It's A Big Army

東京スカパラダイスオーケストラ
Tokyo Ska Paradise Orchestra photo by Rieko OkaTokyo Ska Paradise Orchestra photo by Hideo Nakajima

スカパラが東京Jazzに登場。
Jazz会場なだけにいつもと景色が違うとはメンバーの弁。
もちろんスカのリズムも最高だけど、スカだけに限らない幅広い音楽が魅力。
イントロからパワー全快で、会場のあちこちで踊るファンの姿が見られた。

1. Like Jazz on Fire
2. 5 days of TEQUILA
3. A Song For Athletes
4. Heaven's Door
5. SKA ME CRAZY
6. そばにいて黙るとき
7. Pride of Lions
8. White Light
9. 愛の賛歌 〜 Hymne a l'amour

George Clinton & Parliament/Funkadelic
George Clinton photo by Hideo NakajimaGeorge Clinton & Parliament/Funkadelic photo by Hideo Nakajima

P-FUNK・・・まさにそのもののLIVEを東京Jazzで見られた。
強力なFUNKドラム、ギターのリズム・・・まるでMiles Davis「AGHARTA」を連想します。
御大ジョージ・クリントンはフードで顔を隠して登場。フードを開けると、まるでご開帳のような、宗教みたいな趣も。
ホーンが居ない編成なので、Parliamentよりも、Funkadilic的要素が強いのかと思ったが、さにあらず。
Parliamentのレパートリーをガンガンに飛ばすステージになった。
客席では一心不乱に踊りまくるファン・・・凄い。

1. Calling On The Funk/The Pinnochio Theory
2. Cosmic Slop/I Am The Slime
3. Red Hot Mama
4. Tear The Roof Off The Sucker/Wind Me Up
5. Up For The Downstoreke
6. Shoot Your Shot/James Brown
7. Make My FUnk The P-Funk
8. Flashlight(Extended Version)
9. Atomic Dog
10.Pussycat Riff(Hardcore Jollies)



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Photo by Hideo Nakajima/Rieko Oka
Reported by TKO

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