2007 Best Albums
久保智之

街のお店でCDをほとんど買わなくなって数年経つのですが、2007年の年末に久しぶりに都心の某大手外資系CDショップに入って驚きました。フロアがメチャメチャ縮小されていて、定番以外のCDがほとんど置いてないではないですか…

ジャズやブラジリアンなどの棚は、こりゃ昔の近所のCD屋と変わらんです。定番以外のCDというのはホントに売るのが難しいのでしょうけど… 2008年は本当にどうなってしまうのでしょうか…?

Michael Brecker「Pilgrimage」

このような素晴らしいアルバムを届けてくれたことに、とにかく感謝です… ずっと大切に聴き続けていきたいと思います。

小曽根真「Falling in Love Again」

ピアノが、まさに「歌っている」としか言いようのない、とても心にしみるアルバム。選曲も第一印象もとてもわかりやすいものですが、実は多重録音などもあってとても凝った演奏になっていると思います。このさりげなさが素敵です。

RF presents SIMON GREY「RF presents SIMON GREY 」

ジャズ系として紹介されることはほとんど無いと思いますが、コードの感じやキメなどは80年代のフュージョンです。個人的に年間で一番聴いたアルバムです。

John Scofield「This Meet That」

グリグリグリとノリまくりのジョンスコ、最高! ホーンセクションとの絡みが素晴らしいです。

Robben Ford「Truth」

ポップな味付けにしつつも中身は濃い、という、とても考えられたアルバムのように思います。今年56歳とのことですが、いつまでも若々しいですねー。

Pat Metheny, Brad Mehldau「Quartet」

一つ前のデュオアルバムと比べるとちょっと薄味な感じがしていましたが、来日公演の後に聴き直したら、やはりタダモノではないことがわかりました。

Antonio Sanchez「Migration 」

実にアイディア豊富で切れ味のあるドラムですね… ラストのPat MethenyとのデュオのSolarがこれまた最高。

Method(水野正敏)「Vector音律」

10数年ぶりのMETHOD、待ってました。この独特の世界観、他では絶対に味わえないものだと思います。いや、凄いアルバムです。

PRISM「blue... 」

DVDのオマケもついていて二度美味しいアルバム。CDももちろんですが、DVDのライブがまたとても素晴らしいです。

Toninho Horta「In Vienna」

久しぶりに出ましたね〜。キラキラとした美しいギターが相変わらず最高です。2008年は旧譜の再発がたくさんあるとのことで、とても嬉しいです。




All right reserved by CyberFusion