パット・メセニー・グループなどで活躍するドラマー、アントニオ・サンチェスのデビュー・リーダー作。
チック・コリアがゲスト参加するピアノトリオの1曲目「One For Antonio」で始まるこのアルバムだが、この曲はアルバムのイントロのようなもので、本編は2本のサックスをフィーチャーした2曲目から7曲目だ。
メセニーが参加している3曲目「Arena」以外はコード楽器のいない、ドラム+ベースに2本のサックスのアンサンブルでクールでユニークなサウンドが織り成されている。
同じくクリス・ポッターとスコット・コーリーが参加しているデビッド・ビニーのツイン・サックスのバンドを連想させるようなサウンドでもある。
オープンな空間の多いサウンド中でサンチェスの伸び縮みするようなタイム感のドラムスが自由にリズムを叩いているのが心地よい。
最後をしめるメセニーとのデュオ曲「Solar」は2人の楽器での高度な対話を楽しむことができる。
今、一番生きのいいドラマーを存分に楽しめるアルバムだ。
(橋 雅人)
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Slow |
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Speedy |
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Mellow |
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Hard |
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Cool |
Melodious |
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Out of melody/code |
Conservative |
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Progressive/Tricky |
Ensemble |
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Interplay |
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