則竹裕之 Cyber Interview Part 1.
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則竹氏挨拶 |
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美芽. 今日はもしかして撮影用に洋服を着てきていただいたんですか? 則竹. 撮影がない・・ともいいきれないので、いつもよりはちょっとこぎれいかなっていう感 じですけど。(笑) 美芽. なんかどこかで拝見してますが・・・ツアーパンフでしたっけ? 則竹. 服は全部自前で・・・たいした服じゃないんですけど・・・。 美芽. えっ!自前!! 則竹. 自前って・・・こんなもんですけど・・・すごい安物です。(笑) |
うーーーーん・・・。(考える) 僕はやっぱり、どっちかっていうと、即マックに・・・。で、僕、鍵盤も弾けないんで すけど、だから、あの、テンポ遅くしたりして入れていくんですけどね。コードの和声 の理論とかも、よくわからないので、まったくカンで、「こんな響きかなー?」と探し ながら、適当に押さえて「あ、たまたまいい響きだな」と思ったら、それをそのままや っちゃったり、作曲してるというよりは、・・・遊んでいるような感じ、そのうちでき ればいいかなという感じですね。僕は曲を書くのは、すごく時間がかかるんですよ。音楽理論をあまり知らないもので。ただ、耳だけは自信があるので、えー・・ まあ、耳だけをジャッジの頼りに、音をだんだん前に進めていくわけなんですけれども ・・・そうですね。 まあ今、コンピュータのおかげで鍵盤が弾けなくてもイメージだけはあるっていう人で も曲が書ける時代になったんで、僕なんかすごく助かってますけれどね。マックがなけ れば、僕、曲なんて書いてない!と思いますね。イメージがあっても細かいところまで 形にできないから。今は・・・時間を止めながら、絵を描くように音楽が作曲できるよ うになりましたからね。・・・いい時代ですけどね。ま、その弊害もあるな、って最近 思ったりするんですけど。 |
則竹. |
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則竹. ずっと前に。で、イントロの8小節のパターンができて、Aメロもできたんです。で、 Bメロ行くときに行く前で止まっちゃってて、結局その・・・ウェルカム・トウ・ ザ・ローズガーデンのアルバムの作曲の締め切りに間に合わなかった訳なんですよ。で 、その曲のコンセプトっていうのは、うちのチーフプロデューサーの青木幹雄さんからですね、スポーツのサッカーかなんかのイメージのタイアップのための曲がほしいから、そ れで書いてくれる?っていうふうに電話があったんですよ。それが締め切りの1週間ぐ らい前で。で、僕、曲かくのって1年ぐらい平気でかかっちゃうんです。ほんとに1個 1個、こう、1拍づつ前に進めていくんで。だから、無理を承知で書き始めたんですよ 。だから、もとはスポーツをイメージして、っていうか、だからあのスチールドラムの 音もブラジルっていうか、サッカーってイメージで作り始めたものなんです。そのうち に、うちの子ができたりして。で、なんかその、その曲を作り足していく過程でなんか 、気持ちが子供に入っちゃったっていうか。なんか思ってないと書けないんですよ、僕 。うん。だから、自分の中ではいつのまにか子供のための曲になっちゃったんですね。 そういうきっかけが何かないと、漠然とできないんで。 |
則竹. 思ったときがやるときなんですよ。(笑)それをいつ最初に思い立ったかっていうのは 思い出せないんですけど、でもあの、これが最初の試みではないんです。もっと以前に 、やろうと思って挫折したことが2度ぐらいあって、まあ3度目の正直というか。で、 それをアルバムに残すのって、けっこう勇気いりますからね。これは離してるんだから すごいでしょっていったって、サウンドが良ければいいんじゃないのってことですから 。今、僕、田舎に引っ込んじゃったんです。都内じゃなくて、自然のあるところに。ま あ、そのぶん広いスペースをもつことができたんで、ドラムのブースを小さいんですけ ど作って、そこでいろいろ研究できるかなって感じなんです。今は、昔ほど何かをやる ために時間がかからなくなったっていうか。うちでドラムが叩けないっていうと、「こ ういうことやったらどうかな・・・」ってフレーズのアイデアが浮かぶんですけど。そ れを形にするのって、まずボーヤ(ローディーのこと。)に電話して、いついつスタジ オとりたいんだけど、みたいなことで。で、予約のすき間をねらってスタジオを予約し てセッティングして、それで練習に入るでしょう。思ったことを実際にやるまで、すご くタイムラグがあったんですよ。だから今は、そういう意味ですごくコンフォータブル ですね。 |