Tokyo Jazz 2014.9.5 Night Session
K A L E I D O S C O P E
KYOTO JAZZ SEXTET
沖野修也(DJ)、 平戸祐介(piano)、 類家心平(tp)、 栗原健(sax)、 小泉P克人(bass)、 石若駿(drums)、 菊地成孔(sax) 、 Richard Spaven(drums)
photo by (c)中嶌英雄/(c)Hideo Nakajima (c)14th TOKYO JAZZ FESTIVALphoto by (c)中嶌英雄/(c)Hideo Nakajima (c)14th TOKYO JAZZ FESTIVAL

日本の中堅・・・いや、キャリアを考えればもうベテラン揃いのジャズバンドである。
意外にデビューは2015年4月というので、バンドとしての歴史は浅い。
しかし、流石に長年鍛えれれた猛者揃いであり、ツボを押さえた演奏で、各自のソロも素晴らしい。

ゲストの菊地成孔は、DCPRGや映像音楽、ラジオDJなど様々な顔を持つが、ここではイチJAZZサックスプレイヤーとして参加している。
もう一人のゲストのリチャード・スペイヴンは、ほぼ1曲のドラムバトルのためだけの参加だ。(実際はアンコール含め2曲)

ハービー・ハンコックの"サコタッシュ"という選曲もなかなか目の付け所かと思う。
またウエイン・ショーターの"Footprints"から"Speak No Evil"へのな流れも素敵だ。

実力派日本人JAZZプレイヤーのシリアスJAZZを魅せてくれるステージになった。


1. CYPHER DELIGHT
2. SUCOTTASH
3. FOOT PRINTS - SPEAK NO EVIL
4. Drum Battle - JINRIKISHA

photo by (c)岡 利恵子/(c)Rieko Oka (c)14th TOKYO JAZZ FESTIVALphoto by (c)岡 利恵子/(c)Rieko Oka (c)14th TOKYO JAZZ FESTIVAL


Esperanza Spalding Presents Emily's D+Evolution
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2012年にもエスペランサはこの東京Jazzでライブを行ったのだが、それとはまるで別人だ。
ルックスは髪型も、服装も、メイクも、全く違っていた。
それと音楽性も全然異なる・・・この数年でエスペランサに一体なにがあったのか???

パントマイムに小芝居と、演劇を交えたライブのステージを見せる。
サウンドの要はハードに歪ませたギタリスト・・・ギタリストだけでなく、他ミュージシャンも以前とは一新されている。
エスペランサのヴォーカルとベースは流石に上手い。
しかし、この路線は少々疑問を感じるのだが・・・・。


1. GOOD LAVA
2. THE ONE
3. EBONY AND IVY
4. NOBLE NOBLES
5. FAREWELL DOLLY
6. FUNK THE FEARbr> 7. EARTH TO HEAVEN
8. JUDAS
9. UNCONDITIONAL LOVE
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Jack DeJohnette Trio
Jack DeJohnette(ds)、 Ravi Contrane(sax)、 Mathew Garrison(bass)
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スピリチュアルな演奏で、さすがジョン・コルトレーンの息子ラヴィは父親の意志を継いでいる感じがする。
それはコルトレーンの黄金のカルテットのベーシスト、ジミー・ギャリソンの息子マシューにも同じことが言える。
ジャック・ディジョネットの強力なドラミングに、この2人が呼応する。

ほぼFree Jazzと言って差し支えない・・・まったくをもって凄い演奏なのである。
でも、ジャズフェスの最後のステージには重たすぎではないだろうか。
もともとこのステージはファラオ・サンダースが出演キャンセルのための代役である。
ファラオにしても重いステージになりそうな気がするが、こちらもそれ以上にストイックなのだ。

またデジョネットはドラマーであるが、ピアニストでもある。
そのでデジョネットがピアノを演奏する" Blue in Green"。
コルトレーンがソプラノサックスでメロディを奏でるが、それも次第に激しさを増していく。
終盤にはコルトレーンの"Like Sonny"、"Wise One"で締めくくった。


1. ATOMOSHERE
2. 7th D/Serpinting Fire
3. Lydia
4. Segment
5. Blue In Green
6. Like Sonny
7. Wise One



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Reported by TKO

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