Tokyo Jazz 2010.9.4 Day Session
G R O O V E
クリス・ミン・ドーキー & ザ・ノーマッズ
Chris Minh Doky(b), Dean Brown(g), George Whitty(kb), Tom Brechtlein(ds)
Chris Minh Doky & The Nomads photo by (c)中嶌英雄/(c)Hideo Nakajima (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2010Chris Minh Doky photo by (c)岡 利恵子/(c)Rieko Oka (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2010

Fusionの隠れた猛者の集まったこのステージ。
リーダーは多数のセッションで引っ張りだこのクリス・ミン・ドーキー。
そして元ブレッカー・ブラザースのバックを勤めた2人(George Whitty、Dean Brown)。
出てきた音は、まさにストレートなハードFusionそのもの。
ブレッカー・ブラザースのカバー”Spherical”も、凄く面白い演奏です。

あまりの衝撃に、CDコーナーに向かいましたが、このメンツでのCDはまだ無いようです。
CDを出して欲しいバンドです。 

1. INTRO/I SKOVENS DYBE STILLE RO
2. I TOLD YOU SO
3. SEPTEMBER
4. SPHERICAL
5. HOME SWEET HOME
6. DAPPER KING

マーカス・ミラー with NHK交響楽団
Featuring ロバータ・フラック and クリスチャン・スコット 指揮 デイモン・ガプトン
NHK交響楽団, Damon Gupton(cond), Marcus Miller(b), Sullivan Fortner(sax), Louis Alvin Cato(ds), Federico Pena(kb), Christian Scott(tp), Roberta Flack(vo), Derick Hughes(vo)
Marcus Miller with NHK交響楽団 photo by (c)中嶌英雄/(c)Hideo Nakajima (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2010Marcus Miller photo by (c)中嶌英雄/(c)Hideo Nakajima (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2010

今年、オーケストラとの共演アルバムをリリースしたマーカス・ミラー。
非常に良いタイミングで、ここ東京で、なんとNHK交響楽団との共演となりました。

マーカス・ミラーも良かったのですが、NHK交響楽団もあまりにも素晴らしかったです。
なんせオーケストラの生の迫力、そして弦の美しさ・・・そちらにも耳が行ってしまいました。
特にガーシュイン"I Love You Porgy"・・・こちらはオーケストラが美しすぎて、主役を食ってしまいかねない演奏です。

"BLAST!"では、バンドはリズムの骨格だけで、メイン・メロディをオーケストラにゆだねています。
これは単にバンドにオーケストラを被せたというだけでは無いことがわかります。
あたかもオーケストラすらもバンドの一員にするかのような、マーカスの才能には驚かされます。

ゲストにトランペットのクリスチャン・スコットを加えて、"Amandra"
トランペットのミュートが効いていて、マイルスを思い出さずにはいられません。

このライブのベストは"Your Amazing Grace"でしょう。
マーカス・ミラーのバス・クラリネットの哀愁メロディではじまり、オーケストラが包み込みます。
そのマーカスがボーカルも取り、、メインボーカリストに受け継ぎ、次第に高揚するのがわかります。
そしてクライマックスへ・・・かなりドラマチックで感動的でした。

1. キャンディード序曲
2. Blast
3. Porgy
4. Amandla
5. Katrina's Eyes
6. Prelude to a Kiss
7. So What
8. Amazing Grace
En. Bambino/Mais Que Nada

メイシオ・パーカー
Maceo Parker(sax), Corey Parker(vo), Neta Hall(vo), Ron Tooley(tp), Dennis Rollins(tb), Will Boulware(kb), Bruno Speight(g), Rodney"Skeet"Curtis(b), Jamal Thomas(ds)
Maceo Parker photo by (c)中嶌英雄/(c)Hideo Nakajima (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2010Maceo Parker photo by (c)岡 利恵子/(c)Rieko Oka (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2010

FunkeyなSaxを聞かせる、メイシオ・パーカーが登場。
今回は「聞かせる」という感じで、客層もJazz中心が多いためか、一味違う感じです。
でも、最後に"Pass The Peas"では観客も立ち上がり、大いに盛り上がりました。

1. FIESTA
2. OFF THE HOOK
3. SATIN DOLL (1 Chorus)
4. MAKE IT FUNKY
5. BABY KNOWS
6. GIME ME SOME MORE
7. YOU DON'T KNOW ME
8. UPTOWN UP
9. RUN JOE
10. PASS THE PEAS 〜 SOUL POWER
〜 TO BE OR NOT TO BE 〜 FIESTA
ラリー・カールトン & 松本孝弘
Larry Carlton(g), 松本孝弘(g), Michael Rhodes(b), John Ferraro(ds), Billy Steinway(kb)
Larry Carlton/松本孝弘 photo by (c)岡 利恵子/(c)Rieko Oka (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2010Larry Carlton/松本孝弘 photo by (c)岡 利恵子/(c)Rieko Oka (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2010

異色の顔合わせのLIVEが東京Jazzのステージに登場しました。
既にBluenote東京でもLIVEがありましたが、その時はあっという間にSold Out。
そんなプラチナ・チケット級のライブだったわけです。

ほぼアルバム「Take Your Pick」からの曲で構成されます。
どちらかというとFusion寄りで、カールトン・ペースでステージが進行します。
時折、松本のROCK的なフレージングが出てくると、このメロウvs Rockの構図も面白いですね。
ただ、松本も音楽の幅をうかがわせるほど、柔軟なギタリストなのだなという印象を持ちました。
カールトンもいつものレパートリーとは違うものの、流石は百戦錬磨だけあって、ここでも素晴らしいギターワーク。

アンコールに「Room335」・・・やはり来たか!と思いましたが、リラックスした好感持てる演奏です。
そして松本の「#1090」はよく聞くメロディと思いきや、TV番組「ミュージック・ステーション」のテーマ曲だったんですね。
このステージでは、メロウ&鳴きのギターで聞かせてくれました。

1. Nite Crawler 2010
2. Islands of Japan
3. The Way We Were
4. Tokyo Night
5. East West Stroll
6. Easy Mystery
7. hotalu
8. ao
9. Take Your Pick
10. Neon Blue
11. A girl from China
12. Jazzy Bullets
13. Room 335
14. #1090



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Photo by Hideo Nakajima/Rieko Oka
Reported by TKO

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