Tokyo Jazz 2007.9.23
T O K Y O J A Z Z S U N S E T P A R T Y
あんみつ

T-Squareを率いる安藤まさひろと、The Squareの最初期のメンバーであったみくりや裕二によるアコースティック・ギター・デュオ。妙にかわいい響きのユニット名だが、ベテラン・ギタリスト2人によるユニットだ。

3日間東京国際フォーラムのホールAで開催されてきた東京JAZZだが、最終日となるこの日はビルの間にあるスペースを利用した野外広場に特設ステージを組んで行なわれた。
この日は午後から雨が降るかもしれないという天気予報だったが、幸いにも天気は何とかもち、曇ってくれたおかげで暑すぎることもなく、ちょうどよいコンディションに恵まれた。

ノラ・ジョーンズのヒット曲のカバーから始まったゆったりとリラックスしたステージは日曜の午後の野外ステージのオープニングにはぴったりはまっていた。
続いて演奏されたT-Squareの「Truth」のセルフ・カバーも原曲とはうって変わって和み系のアレンジ。 その後もビートルズのカバーなどを交えながらベテランならではの落ち着いて聴けるステージだった。(橋 雅人)

1. Don't Know Why
2. TRUTH
3. In The Mood
4. Never On Sunday(日曜はダメよ)
5. Here Comes The Sun
6. Man On The Moon
7. Big Thunder Mountain
DIMENSION

DIMINSIONのLIVEは久しぶりになります。そしてふと気づいたことがあります。
もしかしてDIMENSIONのライブは凄いことになっているのではないか?・・・・と。
ソロ・・・そう、ソロが凄いんです。Saxもギターもキーボードも。

普通のFusionバンドであれば、曲ごとにソロのイメージがあって、その進行のなかでアドリブをするだけで事足ります。
今回のDIMENSIONでは、ソロがただの進行の中に納まるだけでなく、まるで曲のイメージを解体し、演奏者のなかで独自の世界を創っているように聞こえるのです。
それはアドリブの域を超えて、JAZZのインプロヴィゼーションの世界に突入する快感を覚えました。

もちろん、それでもいつものDIMENSIONのタイトでGROOVYなご機嫌なサウンドには変わりありません。
その上ソロが凄くて、これまで以上にDIMENSIONサウンドがワンランク上がった気がしました。
なにか凄いことになってる・・? いや、確かに凄かったんです。(TKO)

1. Beat #5
2. TONES
3. if
4. Jazz Cigarette
5. Impressions
6. Rise

T-SQUARE

T-Squareというバンドは本当にフェスティバルで力を発揮するバンドだと思う。
長年のキャリアに渡って何曲ものヒット曲を持っているという強みもあるのだろうが、ステージでの盛り上げどころ、客のつかみどころをよく心得ていて、しっかりとフェスティバルを盛り上げてしまうのは見事だ。

この日のステージも新旧レパートリーを織り交ぜながら、最後は「Omens Of Love」、「Truth」と多いに客席を盛り上げてしまう。 予定調和のようなエンディングでもあるのだが、そこに河野啓三、坂東慧といった新しい血を混ぜているため新鮮な感覚も散りばめられている。

特にこの日の坂東のドラム・ソロでのパワー、切れ味はちょっとしたサプライズでもあった。

1. Control
2. Rondo
3. Future Maze
4. Miss You
5. Unexpected Lover
6. Dans Sa Chambre
7. Breeze And You
8. Omens Of Love
9. TRUTH
マイク・スターン・バンド

前日のライブでの最高のパフォーマンスを見せたマイク・スターンが翌日は野外会場に再登場。
二日目にはメンバーを変え、Saxが加わることで、通常のマイク・スターン・バンドの陣容になりました。
この日も好調さをキープし、なかなか充実したライブ・パフォーマンスでしたね。

特に前日のキーボードから、翌日のSaxに変わることで、演奏された同じ曲ついてはその違いを楽しむことが出来ました。
やはりサックスが入ることで、テーマ・メロディに厚みが増し、それとJazzっぽさが加わります。
ボブ・フランセスチーニのサックスは、低音が効いたコシ太などっしりとしたサウンドがなかなか気持ちよいです。

それとセット・リストにはありませんが、マイルス・ディヴィスのIt's About That Timeのパターンが出てきて大いに楽しめました。

アンコールにはマイルス・デイヴィスのジャン・ピエール。この曲は昨夜のスペシャル・セッションでも演奏されましたが、そのマイク・スターン・バンド版。
この曲をこんなビルの谷間における夜の野外ライブで聴くなんて・・・・まるで昔西新宿で行われたマイルス・デイヴィスのカムバック・ライブ(当然マイク・スターンも出演)を思い起こすのは・・・・自分だけかな?やっぱり。(TKO)

1. Tumble Home
2. Slow Change
3. Wishing Well
4. Wing And A Prayer
5. Chatter
Encore
6. Jean Pierre


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