Tokyo Jazz 2011.9.4 Day Session
M A K I N '   H A P P Y
ケニー・バロン トリオ featuring 北川潔 and ジョナサン・ブレイク
Kenny Barron(p), 北川潔(b), Johnathan Blake(ds)
photo by (c)中嶌英雄/(c)Hideo Nakajima (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2011photo by (c)岡 利恵子/(c)Rieko Oka (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2011photo by (c)中嶌英雄/(c)Hideo Nakajima (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2011

昨年に引き続き登場したケニー・バロン。
昨年のオールスター・トリオと違い、今年はレギュラー・トリオでの演奏になった。
演奏は派手では無いが、とても心地よく、ホっとさせられる。
ベーシストはNY在住の日本人だが、プレイを聞くと、とても日本人離れして感じる。
奇をてらった演奏をするわけでもなく、凄いテクニックを見せるでもなく、それは淡々としたJAZZ。
でも、こういうのこそがメインストリームのJazzなんですよね。
なにか気持ちよくてとっても極上の音楽・・・を聞かせてもらいました。

1. I Hear A Rhapsody
2. Fragile
3. And Then Again
4. My Funny Valentine
5. Untitled

上原ひろみ × 熊谷和徳
上原ひろみ(p), 熊谷和徳(tap)
photo by (c)中嶌英雄/(c)Hideo Nakajima (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2011photo by (c)岡 利恵子/(c)Rieko Oka (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2011photo by (c)中嶌英雄/(c)Hideo Nakajima (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2011

2年ぶりとなる、ピアノとタップダンスとの共演。
この共演は上原の類まれなピアノ・テクニックと、踊るだけでなくパーカッション効果のある熊谷のインタープレイが聴き所だ。
最初の曲は、ほぼ上原の超尺なピアノソロで、キース・ジャレットの「エアリアル組曲」を連想する。
また、ホルスト作曲「惑星」のなかから"木星"が演奏される。
曲の途中には、歌でヒットしたあの"ジュピター"のメロディも顔を出す。
そのまま曲は色々と拡散し、ジョン・コルトレーン"ジャイアントステップ"のテーマと、コルトレーンのソロの冒頭をピアノで弾いた。
また、曲調が変わり、今度はウエイン・ショーター"フットステップ"のテーマが現れる。

このデュオは2年前も今回も本当に素晴らしかった。
だが、2年前よりも今回の方が充実し、内容も上ではないだろうか。
ここで上原ひろみが2年前よりもずっと素晴らしくなって戻ってきた気がする。

アンコールには"What A Wonderful World"
まるでオルゴールのような可憐なテーマから、ブギウギにかわるところがひろみらしい。
そして終わりの"ふるさと"のメロディが琴線に触れる。

ピアノとタップダンスとの共演は、どれほど可能性があるかわからずに始めたと想像する。
でも、その可能性を広げ、ここまで到達できるとは・・。
その素晴らしさには、しばし言葉を失ってしまうほどの感動を覚えます。

1. TOHOKU
2. I Mean You
3. 木星
Enc. What A Wonderful World

セルジオ・メンデス
Sergio Mendes(key,vo), Maria Da Graca Leporace(vo), Rosalind Elizabeth(vo),Katie Hampton(vo), Calros Yutaka Del Rosario(key), Kleber Jorge Pimenta(g), Andre De Sant'anna(b), Enzo Todesco(ds), Marco B Dos Santos(per), Harrell Harris Jr.(vo)
photo by (c)岡 利恵子/(c)Rieko Oka (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2011photo by (c)岡 利恵子/(c)Rieko Oka (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2011photo by (c)岡 利恵子/(c)Rieko Oka (c)TOKYO JAZZ FESTIVAL 2011

ブラジル音楽の大御所セルジオ・メンデスの登場です。
メンデスの場合、ブラジルというくくりに捉われず、普通にRADIOで聴いていた存在。
そのライブは予想を超えて華やかで、楽しいものでした。
特にこんなベテランにも関わらず、昨年大ヒットさせたマシュケナダのラップ入りバージョン。
上手く時代の音を取り込んだ、非常に楽しいステージでした。

1. Pais Tropical
2. Pretty World
3. Chove Chuva
4. Ela E Carioca
5. Waters Of March
6. Agua de Beber
7. Like A Lover
8. Berimbau
9. Surfboard
10. Fool On The Hill
11. The Look Of Love
12. Magalenha
13. Mas Que Nada
14. Tristeza




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Photo by Hideo Nakajima/Rieko Oka
Reported by TKO

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