Masabumi Kikuchi Trio「Sunrise」ECM Records(2096 278 9555) 2012 - Germany  

 

Masabumi Kikuchi (p),Thomas Morgan (b),Paul Motian (ds)

 
○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間  
R&B                 ○ブラック系       ○歌物・NA C/AOR         
○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)            
○ユーロ系           JAZZ          JAZZFUSIONの中間系    
○ブルース系         ○ロック系       ● ECM

 

ECMから日本人ミュージシャンが・・・・というのは長年の念願。

それまで日本人のECMレーベルへの参加は、サイドメンや傍系レーベルからしかありません。

それがとうとう実現しました。

そしてそれがプーさん(菊地雅章)というのも、納得できるところです。

そして既に故人となってしまったポール・モチアンの最終レコーディングでもあるそうです。

 

ピアノ・トリオと言っても、その音楽は独自の世界です。

音と音の間があって、叙情的で、そして静寂と向き合うかのような世界。

ECMのピアノといえば、キース・ジャレット、スティーブ・キューン、リッチー・バイラーク、ボボ・ステンソン・・と数多くいますが、そのどれとも違う、個性的な音ですね。

 

そして音楽は、日本人だからということなく、完全にECMとして納得の完成度。

知らないで聴いたとしたら、ECMとはわかっても、菊地とすぐわかるかは難しいかもしれません。

 

それと最後になってしまったポール・モチアン。

ビル・エヴァンス・トリオでの演奏を彷彿するセンシティブなドラミングです。

ドラミングはテクニック云々というよりは、もう名人芸、芸術的な域ですね。

なので、このトリオがECMでの最初で最後になってしまったということが、とても惜しいです。

 

正直いって、メロディっぽい部分はあまり感じない、まるで散文のような音。

流れるというよりも、いくつもの音が交じり合うような音楽に感じます。

なので、この種の音楽は得て不得手が分かれるかもしれません。

ただECMの静寂に浸るにはうってつけの一枚に思います。

 

# すごくシリアスな演奏なのに、なぜか心が落ち着きます。 (TKO)

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

Progresseve/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

Interplay