ECMから日本人ミュージシャンが・・・・というのは長年の念願。
それまで日本人のECMレーベルへの参加は、サイドメンや傍系レーベルからしかありません。
それがとうとう実現しました。
そしてそれがプーさん(菊地雅章)というのも、納得できるところです。
そして既に故人となってしまったポール・モチアンの最終レコーディングでもあるそうです。
ピアノ・トリオと言っても、その音楽は独自の世界です。
音と音の間があって、叙情的で、そして静寂と向き合うかのような世界。
ECMのピアノといえば、キース・ジャレット、スティーブ・キューン、リッチー・バイラーク、ボボ・ステンソン・・と数多くいますが、そのどれとも違う、個性的な音ですね。
そして音楽は、日本人だからということなく、完全にECMとして納得の完成度。
知らないで聴いたとしたら、ECMとはわかっても、菊地とすぐわかるかは難しいかもしれません。
それと最後になってしまったポール・モチアン。
ビル・エヴァンス・トリオでの演奏を彷彿するセンシティブなドラミングです。
ドラミングはテクニック云々というよりは、もう名人芸、芸術的な域ですね。
なので、このトリオがECMでの最初で最後になってしまったということが、とても惜しいです。
正直いって、メロディっぽい部分はあまり感じない、まるで散文のような音。
流れるというよりも、いくつもの音が交じり合うような音楽に感じます。
なので、この種の音楽は得て不得手が分かれるかもしれません。
ただECMの静寂に浸るにはうってつけの一枚に思います。
# すごくシリアスな演奏なのに、なぜか心が落ち着きます。 (TKO)
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Slow
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Speedy
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Light
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Heavy
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Mellow
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Hard
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Lyrical
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Cool
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Melodious
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Out of melody/code
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Conservative
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Progresseve/Tricky
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Ensemble
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Interplay
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