Chick Corea & Gary Burton「Hot House」Concord Jazz(0888072333635) 2012 - U.S.A.  

 

Chick Corea (p),Gary Burton (vib)

 
○骨太いストレート系 ●明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間  
R&B                 ○ブラック系       ○歌物・NA C/AOR         
○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)            
○ユーロ系           JAZZ          JAZZFUSIONの中間系    
○ブルース系         ○ロック系       ○ ECM

 

チック・コリア、ゲイリー・バートンのデュオの新譜が発売された。

アコースティックピアノとヴィブラフォンという組み合わせはもうお馴染み。

いままではチックやバートンのオリジナル曲を演奏するのが常套であったが、この新作では他作曲者のカバー曲集になっている。

 

そのレパートリーだが、これまでのチック&バートンからすると随分と方向が変わってきた印象だ。

というのもビートルズ、アントニオ・カルロス・ジョビン、ビル・エヴァンス、デイブ・ブルーベック、セロニアス・モンク・・・。

あれれ?こうやって書き並べてみると、なんとも安易な選曲で、まるで「売ろうかなピアノ・トリオ」の選曲みたいだ。

 

だが、この2人の演奏となると中身が違う。

今まではこの2人の演奏は彼らのオリジナル一辺倒の曲しか聞けなかった。

それがレパートリーはオープンになり、この2人の演奏で、他のカバー曲が楽しめるのが特徴だ。

 

ステファン・ボラーニとチックのデュオではボサノバがレパートリーになっていたが、本作でも2曲選ばれていて、これがなかなか秀逸。

チック・コリアとボサノバとの接点というと、チックがスタン・ゲッツのサイドメン時代に遡る。

そして同じくバートンも、チックとは一緒では無かったが、スタン・ゲッツのサイドメン時代に経験している。

すなわち、チック&バートンのボサノバというと、スタン・ゲッツを介した間接的な繋がりがあるので、これはなかなか意味のある演奏ではないかと思う。

 

長年、チック&バートンのデュオは続いていたが、本作はちょっと目先を変えたということだけでなく、何かまだ残されている可能性を広げたように思う。

また聞きなれた名曲を、この2人によっての演奏はとても耳に新鮮です。

 

# 多くは期待しなかったのですが、聞いてみると結構ゴキゲンです。 (TKO)

 

 

 

Slow

 

 

 

 

 

Speedy

Light

 

 

 

 

Heavy

Mellow

 

 

Hard

Lyrical

 

 

 

 

Cool

Melodious

 

 

 

 

Out of melody/code

Conservative

 

 

 

 

Progresseve/Tricky

Ensemble

 

 

 

 

Interplay