昨年キャリア初のリーダー・アルバムをリリースしたギタリストの梶原順の2枚目となるリーダー作。
アコースティック・ギターのコード・ワークをバックにクリア・トーンの優しい音色のエレクトリック・ギターがメロディーを奏でる1曲目「Start It Out」に始まり、ボサノバ・タッチ、ファンク・ナンバー、2曲フィーチャーされたしっとりとしたJ-POP調のヴォーカル・ナンバー、アフリカ系のリズムを取り入れた曲、Depapepeとの共演のアコースティック・ギター・トリオ、ブルース・ロック、打ち込みをバックにしたスティーヴィー・ワンダーのカバー、アコギとチェロのデュオと1枚のアルバムによくぞここまで詰め込んだと思えるほどの幅の広さだ。
角松敏生や渡辺貞夫など幅広いジャンルのミュージシャンを長年サポートしてきた梶原ならではの引き出しの多さがうかがい知れるような内容だ。
そしてこれだけヴァラエティーに富んだ内容でも、全曲に共通しているのは、梶原のギターから奏でられる優しいトーンとメロディーで、それ故にアルバムとしてしっかりとまとまったサウンドになっている。
タイトル通り「You Make Me Smile」な気分にさせてくれるアルバムである。
(橋 雅人)
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Slow |
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Cool |
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Out of melody/code |
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Progressive/Tricky |
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Interplay |
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