Lee Ritenour「Twist Of Motown」GRP(B0000115-02) 2003 - U.S.A.   
Lee Ritenou(guitar), George Benson(guitar,vocal). Ray Parker Jr.(g), Greg Phillinganes(kb), Nathan East(b), Ricky Rawson(drums), Jochem van der Saag(arrange, program), Dan Higgins(sax), Dave Grusin(kb), Lisa Fischer(v), Chris Botti(tp), Jerry Hey(fh), Melvin Davis(b), Will Downing(v), Brenda Russell(v), Richard Elliot(sax), Gerald Albright(sax, flute), Steve Tavaglione(EWI), Peter White(g,b,kb), Mindi Abair(s.sax), Bob James(ep) 

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ●R&B                 ○ブラック系  　      ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系（□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系）           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ●スムース系

｢Twist Of Jobim｣,｢Twist Of Marley｣に続く、リトナーの企画物第3弾はモータウンものでテンプテーションズ、スティーヴィー・ワンダー、マーヴィン・ゲイ、シュープリームスなどの曲を取り上げている。
よく言えば期待通りで、悪く言えば聞く前から想像がついてしまうような予定調和の世界が繰り広げられている。

その中で期待通りにカッコいいと言えるのがテンプテーションズのヒット曲｢Papa Was A Rollin' Stone｣。ローリング・ストーンズのツアーでコーラスを勤めるリサ・フィシャーの黒っぽいヴォーカルがなかなかよいし、バックでレイ・パーカーが刻むリズム・ギターも心地よい。クリス・ボッティの深めにリバーブがかけられたトランペットもちょっとリック・ブラウンみたいだがはまっている。

また、スティーヴィー・ワンダーの｢You Haven't Done Nothin'｣でのジェリー・ヘイのホーン・アレンジも切れ味がよく聞き所のひとつだろう。この曲でもレイ・パーカーのチャカポコいう刻みが心地よい。

アルバムを通して曲よし、アレンジよし、演奏よしなんだけど、何か物足りなさが残るのも正直な感想だ。 （橋 雅人）

　 　
Slow 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Speedy
Light 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Heavy
Mellow 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Hard
Lyrical 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Cool
Melodious 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Out of melody/code
Conservative 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Progressive/Tricky
Ensemble 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Interplay