Richard Bona(vo,b,g) George Whity(key) Salif Keita(vo) A.T.N.(key) Vinnie Colaiuta(drs) Kenny Garrett(ss) George Colligan(pf)
渡辺香津美の東京JAZZでのライブはボーカルより、そのベースが凄く、ジャコパスの再来のようなベースでした。作曲能力や個人N個性というべきではベース以外の才能の豊かさという意味においても、ジャコパスの再来かもしれませんねぇ。 彼の前2作の作品は、正直いって面白く感じられませんでした。これは個人の趣味の問題ですが、幻想的なボナ・ワールドの世界は単に私の趣向でなかったからという理由だけです。但し彼の作るサウンドの斬新さ、個性、オリジナリティには目を見張るものがありました。 この作品でも、ボナーワールド一色かなぁ、、、、とちょっと危惧したんですが、そうではないですね。勿論ボナ・ワールドは以前のサウンドは健在です。それに加えスパニッシュ風、カリプソ風、ブラジル風の明るいサウンドもあります。二曲だけJAZZ・FUSION系のゴリゴリしたサウンドやマーカス風のベースを弾いているものもあり、最近の彼の活躍の場の広さを示しているようです。 実は、この作品の中で一番気に入っているのはジャコパスのビックバンド風のライブでジャコの「Liberty City」をやっているボーナストラックなんです。 彼のジャコパス風のベースは、他のアルバムでも聴いており、相当影響受けていることは知っていましたが、この曲ではモロに彼のナンバー。敬愛するジャコにボナが捧げて演奏させてもらってます!!と言わんばかりの演奏はなかなか聴き応えあります。値段の安い輸入盤と値段の高い邦盤の二枚が並んでいたら、このボーナストラックが付いている方をお勧めします。 印象としては音楽の幅が広くなってバリエーションがあって前のアルバムより数段面白くなったという感想です。 ☆準脳味噌錯乱級!!!!買いっつ!!!!(アスワン)
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