Dennis Chambers, Bireli Lagrene, Dominique Di Piazza「Front Page」Sunnyside(SSC3019) 2000/2003 - U.S.A.   
Dennis Chambers(drums), Bireli Lagrene(guitar), Dominique Di Piazza(bass), John McLaughlin(guitar:1曲のみ)

  ●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

デニス・チェンバーズとビレリ・ラグレーンを中心としたエレクトリック・パワー・トリオの2000年録音のアルバムです。フランスだけでリリースされていたが、最近アメリカ盤がリリースされたもの。

デニチェンとベースのディ・ピアッツァのリズム隊はスピーディーに疾走していて切れ味がよい。その上を駆け巡るビレリ・ラグレーンはディストーションをかけないクリアなトーンで時に得意のフラメンコ系のフレーズを混ぜながらも、明るめのフレーズを展開している。

ビレリ・ラグレーンはジャコが晩年共演していたギタリストでもあるが、1曲目のあたまでは、もろにジャコのコピーのようなハーモニックスのフレーズを聴くことができる。

デニチェンを中心とするエレクトリック・ギター・トリオというとトーンセンターからの作品をイメージしてしまうが、フランス制作、ジプシー系のビレリ・ラグレーンがサウンドの中心ということで一味違ったカラーが出ていて、ちょっと某有名J-Fusion系バンドを連想させるような部分もあったりするのがおもしろい。

ありがちな音のようなのだが、最近ではちょっと珍しい明るめの硬派フュージョンで新鮮に聞くことができる。 (橋 雅人)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay