Yo-Yo Ma「Obrigado Brazil」ソニー・クラシカル (SICC-115) 2003 - Japan  
ヨーヨー・マ(vc) セザール・カマルゴ・マリアーノ(pf) ホーザ・パッソス(vo) エグベルト・ジスモンチ(gt,pf) カストロ・ネヴェス(gt)アサド兄弟(gt)

  ○骨太いストレート系  ●明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間 
  ○R&B                 ○ブラック系         ○歌物・NAC/AOR 系       
  ○ラテン系(■ブラジル系  □サルサ系        □カリプソ系)           
  ○ユーロ系            ○JAZZ系          ○JAZZとFUSIONの中間系   
  ○ブルース系          ○ロック系        ○その他

ヨーヨー・マといえば、クラシックファンならずとも、大活躍中のチェリストであることはご存知の方も多いはず。私も名前は知っていても、どんな活動をされているかはわかっていない一人であります。

そのヨーヨー・マがブラジルを題材にアルバムを作ったといえば 自然と聞いてみたい気持ちが出るのは、またこれも当たりまえの話。

Cyber Fusionには、ちょいと違うかな?と思いつつも、いやこれこそFusionではないか!
とも感じる私でもあります。

さて中身といえば、なかなか凝った人選でブラジルの音楽にうるさい人からボサっていいなあ。と思っている人まで納得するような内容。

まずはミルトン・ナシメントの盟友 セザール・カマルゴとのデュオ。
これが躍動感溢れる演奏でワクワクドキドキ。いやでも期待してしまう幕開けです。
でも、こんな力が入ったセザールの演奏。珍しいのでは?
続いてボサノバ第一号といわれる Chega de saudade,ホーザ・バッソスという女性歌手の声にうっとり。そのあと天才アサド兄弟やオメロ・ルバンボ、カストロ・ネべスとのギターとの共演が続きます。ヴィラ・ロボスの作品もかかせませんね。

べったりブラジルテイストという訳でもないけれど、なぜかヨーヨー・マ風のサウダーヂといったところなんでしょうか。ジョビンの曲はロマンチックに奏でているますね。
ジスモンチ(ピアノ)との演奏も静謐ながら熱いものを感じます。

とどめが、ジスモンチ(ギター)とのSalvadorのデュオです。
チャーリー・へイデンとのSalvadorに比べ、軽い感じに仕上がっていますがこれは心躍ります。

こんな作品がたまにリヴィングに響きわたるのもなかなかオツなもんです。(ちっく)

   
Slow                     Speedy
Light                     Heavy
Mellow                     Hard
Lyrical                     Cool
Melodious                     Out of melody/code
Conservative                     Progressive/Tricky
Ensemble                     Interplay