2003 Best Albums
ちっく

Chick Corea「Rendezvous in New York」

芸歴40周年ライブの模様を収録したアルバムです。
単なる顔見世興行(笑)に終らず、密度の濃い演奏なのはさすがです。
RTF期やクラシック活動期の演奏はありませんが、ヴィトウス+へインズ トリオ、スリー クアルテット、ゴンサロ・ルバルカバとのデュオ、ボビー・マクファーリンとのデュオ、アコースティックバンド、オリジンそしてニュートリオ。
ファンならずとも楽しめる内容で尚且つ素晴らしい演奏。
2003年を代表するアルバムだと思います。
蛇足ですが2004グラミー賞3部門ノミネートされています。

CATIA「Saudade de Paris」

パリ在住のブラジレイラがボサ、MPBなどの名曲をうたったものです。
フランスって何故か、ピエール・バルーとか、フランソワ−ズ・アルディとかボサを好んで自分の音楽に取り込んだ人が多いですよね。
タニア・マリアはフランスに長くいたそうだし、軍事政権の頃,ブラジルからフランスや欧州に亡命したミュージシャンも沢山居たはずです。
あまり細かい事を気にせず楽しめる作品。 橋本徹氏プロデュ−ス 。 気持ち良いです。 

Miroslav Vitous「Universal Syncopations」

まさに人間国宝なみの参加メンバー達なんですけれど、音楽がやけに瑞々しいんですね。
ECMのもつレーベルイメージよりずっと健康的でのびのびしているんです。
確かに内容はコンテンポラリーなジャズですが、温かみのある作品に仕上がっています。

Milton Nascimento「 Pieta」

最近のミルトンの作品の中でもずば抜けた作品だと思います
エリスの娘である マリア・ヒタの参加という話題もあります
相変わらず ミルトン組ともいえる豪華メンバー
様々な音楽が交じり合って、色彩感豊かな音楽を醸し出しています
個人的にはMaria Machadoがよかったです。

PFM「Live in Japan2002」

折角の来日公演を見損なった私にはまさに嬉しいプレゼントです。
世界中の若者の音楽が画一化してしまったと感じる現在
70年代の若者の精神を代表するバンドの一つの形です。
久しぶりに会った友人が素敵な大人になっていた。
そんな感じの作品です。



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