Herbie Hancock「The New Standard - Special Edition 」Verve (POCJ-9091/2)`96 - Japan

Herbie Hancock(p), Michael Brecker(sax), John Scofield(g), Dave Holland(b), Jack DeJohnette(dr), Don Alias(perc)
    ●骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B 系           ○ブラック系    ○歌物・NAC/AOR 系
  ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系    □カリプソ系)
   ○ユーロ系        ●JAZZ系     ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系     ○ロック系    ○その他
以前にリリースされていたスタジオ盤に96年8月4日の河口湖でのライブ 3曲を加えて2枚組の限定版としてリリースされたものです。 Disc2として加えられたライブの3曲は下記の通りです。
You've Got It Bad Girl
Thieves In The Temple
Dolphine Dance
1曲目の"You've Got It Bad Girl"はドン・アライアズのパーカッションソロから始ります。スタジオ盤よりも速めのテンポのテーマに続いてハービー・ハンコックのピアノソロ。結構出来不出来の波があることのあるハービーですが、このライブでは入魂のすばらしいソロです。そしてジョン・スコフィールドのギターソロとそれに絡み付くようなディジョネットのドラミングとハービーのカウンターフレーズを挟み込むバッキング。 そして真打マイケル・ブレッカーのソロへと息もつかせずなだれ込み、マイケルも それに呼応するように吹きまくります。 ただマイケルのソロのミックスバランスが ちょっと低いのが残念。 そして2曲目の"Thieves In The Temple"、ファンキーなリズムが気持ちよい曲です。ジョン・スコフィールドのギターがいい味を出しています。 最近のスコフィールドの自己のアルバムには幾分の欲求不満を感じていたのですが、このアルバムでの彼のプレイはここ数年ではベストではないかとも思います。 3曲目はピアノソロなのですが、せっかくこれだけのバンドで演奏しているのですから ソロでない曲を入れてほしかったところです。でもこのアルバムはライブの2曲だけで 十分に買う価値があります。スタジオ盤がダブってしまうという人は多いでしょうが、 あまったスタジオ盤は友人にプレゼントするなどしてジャズ・フュージョンの啓蒙活動に利用しましょう。(MARC H.)

SlowSpeedy
LightHeavy
MellowHard
LyricalCool
MelodiousOut of melody/code
ConservativeProgresseve/Tricky
EnsembleInterplay

\3200(12/15/96)