Larry Coryell「Sketches of Coryell」Shanachie (5024)`96 - U.S.A.

Larry Coryell(g), Dave Mann(sax), Kenwood Dennard(dr), Mark Johnson(sax,prog), Rodney Jones(kb, prog), etc.
    ○骨太いストレート系 ○明るく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B 系           ○ブラック系    ○歌物・NAC/AOR 系
  ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系    □カリプソ系)
   ○ユーロ系        ○JAZZ系     ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系     ○ロック系    ●スムースジャズ系
ジャズ・フュージョンギターの重鎮ラリー・コリエルが新しいアルバムでアランフェス協奏曲を取り上げています。これが1曲目なのですが、始ったとたんに打ち込みのリズムに驚かされます。非常に軽い最近の売れ筋を意識したようなアレンジなのですが、打ち込みがどうも頂けません。同じ打ち込みのリズムを使うにしてももう少しリズムや音色に工夫の余地があったはずです。あまりに単調でそれだけが浮いて聞こえます。 2曲目はお馴染みの「フィール・ライク・メイキング・ラブ」を取り上げているのですが これも打ち込みのリズムです。その上に甘い音色のソプラノ・サックスがのっているというこれでもか!といったアレンジで、ギターはノーマン・ブラウンを意識したような弾き方をしています。(ノーマン・ブラウンのようなスピード感がでないのがつらいのですが...)ここまで開き直られるとかえって潔いかなと 年をとっても違った音作りに挑戦する姿勢は評価できるのですが、このような音作りをするのであれば、打ち込みのプログラマーの選定をもう少ししっかりやるべきだったのではないかと思ってしまいます。生のドラムスやパーカッションの曲がでてくるとほっとしてしまいます。全体としてはBGMとしては心地よく聞けるアルバムなのですが、打ち込みが全てを壊しているように聞こえます。(MARC H.)

SlowSpeedy
LightHeavy
MellowHard
LyricalCool
MelodiousOut of melody/code
ConservativeProgresseve/Tricky
EnsembleInterplay

$14.99 at Tower Seattle(12/14/96)