Crossover Japan '04 Live Report
深町純 & Japan All Stars
土方隆行(g)
岡沢章(b)
村上”ポンタ”秀一(ds)
深町純(key)
笹路正徳(key)
村岡健(sax)
数原晋(tp)
HAL斉藤(sax)
Japan All Stars

深町純 & Japan All Starsという1977年のNew York All Starsを連想させるネーミングがされていたが、ステージに登場したのはサックス2、トランペット1というホーンセクションにツイン・キーボードというNew York All Starsと同じ編成のバンドだった。

そしてそのステージはそのNew York All Stars Liveでは唯一の深町のオリジナル曲だった「Dance of Paranoia OP.2」で幕を開けた。

さすがは日本のシンセサイザーの草分けだけあってマウスコントローラーを駆使してのシンセソロでの表現力は全く衰えを感じさせない。

そして次の曲は「On The Move」。New York All Stars Liveのきっかけとなった深町がニューヨークで録音した1977年のアルバムのタイトル曲だが、このアルバムが入手困難となって久しい。まさかこの曲がライブで聴けるとは思っていなかったので、それだけで嬉しい驚きだった。深町自身も過去にこの曲をライブで何回演奏したことがあるのだろうか?

そしてNew York All Stars Liveでも演奏されていたブレッカー・ブラザーズの曲「Rocks」までもが演奏される。

圧巻は最後をしめた「Departure in the Dark 」だった。エンディングでの土方のディストーションを効かせたギターの転調を繰り返しながらのリフレインはちょっと過剰と思われるくらいなのだが、そのドラマチックさに思わず引き込まれてしまった。

近年の深町はアコースティックピアノによる活動が中心だったので、始まるまでは一体どんな音がでてくるのかと思っていたが、完全に70年代フュージョン期の深町サウンドの再演という内容だった。

メンバー全員Japan All StarsとプリントされたTシャツを着ていたのだが、思わず欲しくなってしまったが売店で売っていたのだろうか? (橋 雅人)


セットリスト

1. Dance Of Paranoia OP.2
2. On The Move
3. Evening Star
4. Rocks
5. Departure In The Dark

深町純インタビュー

特集New York All Stars

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REPORT:橋 雅人 PHOTO:アスワン
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