Hue & Cry 「Jazz Not Jazz」 LINN(akd 057)'96 - U.S.A.

Pat Kane(vo) Greg Kane(pf) Ewen Vernai(b) Sandro Ciancio(drs) M.Brecker R.Brecker M.Stern Danny Gottlieb(drs) etc.
    ○骨太いストレート系 ○ブるく爽やか系 ○骨太系と爽やか系の中間
  ○R&B 系           ○ブラック系    ●歌物・NAC/AOR 系
  ○ラテン系(□ブラジル系 □サルサ系    □カリプソ系)
   ○ユーロ系        ○JAZZ系     ○JAZZとFUSIONの中間系
  ○ブルース系     ○ロック系    ●ジノ・バネリ風
マーティン・ テイラー でお馴染みの「LINN」レーベル、M.BRECKER、M.STERNが入って いるという理由で、手を出しました.多分、つまらない作品だろうと思っていましたが、 予想を外してくれました.このバンドは、PATとGREGのボーカルとピアノのバンドですが そのボーカルの声質、サウンドの作りや雰囲気が「ジノ・バネリ」に似ているんです. 彼の場合、プログレ風の兄のシンセがギンギンですが、こちらは生ピアノです. BRECKER BRO.のホーンセクションやM.STERNのギターが被さり、ある時はChicago風の 味付けになったりするんですが、全体にクールな都会的なサウンドになってます. Fusion系のミュージシャンにボーカルとくれば、AORの音を想像してしまうんですが、 AOR系のソフトな雰囲気ではなく、音は攻撃的な音です.攻撃的と言っても、ロックの 音ではなく、ロック色を除いた「ジノ・バネリ」という表現が合っているかもしれません. (でも、彼の最新作のJAZZを前面に出したサウンドではありません) 表現するのが、難しいサウンドですが、ホーンセクションとM.Sternが入った ジノ・バネリ風サウンドと言うのが相応しいサウンドでしょう. 「LINN」レーベルはイギリスのレーベルで、割とオーソドックスなJAZZのミュージシャン が多いと思っていたのですが、変な人が出てきましたねぇ.
 ☆ ジノ・バネリ風の声質とサウンド(というより雰囲気)が好きな人は買いッ!!(アスワン)

SlowSpeedy
LightHeavy
MellowHard
LyricalCool
MelodiousOut of melody/code
ConservativeProgresseve/Tricky
EnsembleInterplay


\2.190 at Disk Union渋谷(11/16/96)