" Cue ! "Listen

今回のアルバムの冒頭を飾るのは、MSらしいファンキーなグルーヴと「ハナウタが出ちゃう」サビメロが印象に残るナンバーです。
" Beats are ready " でスタイルとなった、町田&シラキのファンクボトム+打ち込み、に生演奏でのプレイヤーが新たなエネルギーを加える、と言うスタイルでこのアルバムの核、とも言える曲だと思います。

イントロのシンセベースのような音(エフェクターで作った生ベースの音です。)に不思議なリバース音がのってきます。(岸川恭子の声とシンセを重ねて作った音です。)
離陸するかのようなのこの空間を断ち切る一言「CUE!」の声の主はドラマーJD.Blairです。(なんとこの一言だけの参加です。贅沢な。。。)

まずはトレードマークともなっているイシハラケンジのヴォイスに続き、MICRO STONE BAND で活躍の岸川恭子の魅力的なヴォイス、サビでは単純なメロディなのに深みのあるハーモニーが展開し、そこには生のホーンセクションが彩りを添えてくれます。
(trp羽毛田耕士、trb岩堀孝俊、sax斉藤力)間奏からはなんとも言えないファンキーさのAltoSaxがスタート。(小沼ようすけ君やAQUAPIT、 大坂昌彦グループ等で大活躍中の太田剣です。)
グっときますね。たまらんですね。このままソロに持って行くかと思いきや、シャープな歪みのギターソロに移ります。(by イシハラケンジ)この後いくつかのドラマを経てエンディングの大盛り上がりにと移ります。

ジャケットで矢印がいくつも進んで行くデザインになっているんですが、このエンディングの部分はまさにそのイメージが音になっている!と逆にデザインしてくださったボスポラスのスタッフにみなさんに、してやられた!といううれしい感動を味わえました。
まさにGroovers=グルーヴを生み出すヤツラ、イカしたヤツラ、がMove On=グングン進んでいく。前進していく。という曲になりました。

この曲を聴いて「元気が出た!」という方がいて下されば本望です。


 " Axle "Listen

2曲目に来るのは、キモチの良い疾走感のナンバー、"Axle"ドライブ中なら思わずアクセルを踏み込みたくなるような気分かな?と思って、スペルは違うけど、このタイトルにしてみました。

スピード感をあげてくれているのは、DSはもちろんですが、今回からライブにも参加してくれる事になったパーカッショニスト、安井希久子のおかげです。いろんな種類のシェイカーやタンバリン、アゴゴ等を駆使して
疾走感を加えてくれてます。

そしてこの曲の目玉はなんといってもメインのギタリスト、太田光宏です。POP やROCK等の歌もの系のギターやアレンジを得意とする氏ですが、そのプレイはテクニック、構成力、エネルギー等々において、いかなるジャンルでも一級品の音を提供してくれます。今回も素晴らしいメロディとスリリングなソロを弾いてくれました。

そしてガツンとくるエレキギターでのメロディはイシハラケンジ、時々出てくるファンキーなカッティングはシラキです。気がついたらギタリスト3人になってました。(笑)
サビのファルセットヴォイスでのコーラスワーク(これもイシハラケンジがなんとも言えない空気感を出してくれてます。

「風が抜けるような」空気が伝わったらウレシイです。


 " Gold&Blue "Listen

3曲目にして安らぎの空間が訪れます。(笑)

"Gold &Blue " と言うのは、なんとなく浮かんだ色の組み合わせ。深く潜った海の中から見上げた時の、「太陽の光と海の深い青」、(ダイビングとか出来ないですけど、勝手な想像です。)
とか、夕暮れから夜に移り変わるひとときに輝く「月の光と夜空」、とかお好きな "Gold &Blue " を想像してもらえれば、と思います。

大きく、深く、深呼吸をするようなローズピアノとメロディのグルーヴの上に、軽やかに、細かく時を刻むかのようなドラムンベース系の打ち込みを対比させてます。
サビではオーボエ/バスクラリネットが波の揺らぎのように次々と押し寄せてくるような不思議なアレンジに仕上がりました。

メロディのソプラノサックスは斉藤力。曲の揺らぎ感にマッチした、素晴らしいメロディを吹いてくれています。

この曲を聴いて心が「ホ〜ッと」安らいだ方がいらしたら、とってもうれしいです

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