" Bitter Brown "Listen

4曲目はMSにしてはめずらしい、マイナーなブルースナンバー。
バーのカウンターでほろ苦い一杯、とか、酒場で千鳥足の酔いどれがフラフラ、とかそんなイメージでしょうか。
フェードインしてくるミョーな響きの音と(Gtを重ねて作ったんですが)不思議なパーカッションの音(打ち込みと生の合成です)が、MSならではのクールな空間を保っています。

クールでセンスの良いTrpは羽毛田耕士。バツグンですね!そしてシブい味わいのGtは 片桐幸男。知る人ぞ知る名プレイヤーです。グっときます。
素晴らしい2人のメロディとソロを町田のブラシワークが支えていきます。ブラシスネアだけを叩いてもらって録音したので、普通ではなかなか出来ない空気感を出せていると思います。
「けっこうヤミつき」になる1曲になってもらえたらウレシイです。


"Symbiosis "Listen

さあ、パワフルな町田のドラムで5曲目からボルテージがあがっていきます。この曲はジャケットデザインをしてくださったデザイン会社「BOSPHORUS」さんにプレゼントする曲の1つ、としてスタートしました。
未来的なCGのイメージで作り始めたので、当初はリズムは打ち込みのみだったのですが、" Symbiosis "= 共生、共存、というタイトルをイシハラケンジにもらい、そこからミックスのイメージが膨らんでいき、マシングルーブと町田の生のグルーヴの共存から始まって、テクノやジャズやロックやいろんな音楽が共生するおもしろい1曲になりました。
スピーディなソロからパワフルなエンディングまで見事なアルトサックスは斉藤力。「スイッチの入る1曲」です。個人的に。(笑)


"9-Over "Listen

6曲目は、パーカションのグルーヴを全面に押し出した、MSの新機軸とも言えるスタイルのナンバー「ナインオーバー」です。
イントロのハンドクラップのパターンから始まった曲なんですが、最初は「9拍子で作ろうかな〜。」なんて思っていたんですが。いつの間にか4拍子になってました。(で、 "9-Over "になりました。)
とはいえ、早いテンポの8ビートと倍の遅さのパーカッショングルーヴが共存しているので、全体として、おもしろいノリになりました。
メインにフィーチャーされた岸川恭子ヴォイスは抜群の魅力を誇ると思います。硬軟とりまぜた、彼女ならではのスタイルをいかんなく発揮してもらいました。コーラスワークも冴えています。
サビでは羽毛田、岩堀、斉藤のホーンセクションがパワーを与えてくれます。

そしてエンディング部分ではブラジルな(?)感じのセクションへと移ります。
ここのコーラス隊はみんながおもしろがって参加してくれたので、そんなに大人数には聴こえませんが、述べ人数にすると10人以上になっています。
やってる方も聴いてる方もなぜかハイになってしまう不思議で楽しいポイントになってます。「なんだかハイになっちゃう1曲」が出来ました。(笑)

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