Richard Beirach「Zal」AMJ(ABCJ-12)'76 -Reissue Japan

  Richard Beirach(p),増尾好秋(g),日野皓正(tp)

  ○骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか 系の中間 
  ○R&B         & nbsp;       ○ブラック系        ○歌物・NAC/AOR 系 
  ○ラテン系(□ブラジル系  □サルサ系         □カリプソ系) 
  ○ユーロ系         & nbsp;  ●JAZZ系          ○JAZZと FUSIONの中間系 
  ○ブルース系          ○ロック系   ●ECM系    

 リッチー(リチャード)・バイラークと言えばECM系の耽美派ピアニストで、今回は今は無きTRIOレーベルで録音した作品が再発されました。この作品は参加メンバー3人ですが、全6曲中、ギターとのデュオ3曲、トランペットとのデュオ2曲、ソロ1曲というようになってます。しかし、デュオとは言っても本当にデュオらしいのは1曲だけで、それ以外はバイラークのソロに他楽器がちょっと一緒になって演奏したという感じです。
 バイラーク・ファンの自分としては、共演者によってバイラークの音楽が濁る事を危惧したのですが、全然それは杞憂で、むしろ共演者はバイラークの触媒になっているかのように音楽を引き立てています。視点を変えると増尾、日野は大人しすぎていて、そちらのファンにはあまり面白くない作品かもしれません。
 バイラークのピアノが深く、重く響きながら創り出す世界の中に、増尾のギターなり、日野のトランペットがメロディを奏でます。増尾のギターは少し彼らしくないような気もしますが、逆にその控えめなのが合っています。1曲だけは日野とバイラークのインタープレイになり、そこの緊張感もなかなか素敵です。

# バイラークのピアノはやはり耽美で良いですね。(TKO)

   
Slow               Speedy
Light             Heavy
Mellow             Hard
Lyrical                 Cool
Melodious               Out of melody/code
Conservative             Progresseve/Tricky
Ensemble               Interplay