Fourth World「Last Journey」MELT2000(BW2122)'99 - U.S.A.
Airto Moreira(per) Flora Purim(vo) Jose Neto(g) Meia Noite(key) Luis Avellar(key) Gary Brown(b) Wildor Santiago(sax) etc.
●太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ●歌物・NAC/AOR 系
●ラテン系               ( ■ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系

アイアートとF.プリム夫妻が率いる4th Worldですが、当初は4th Worldという名前ではなく、アイート&プリムという夫婦の名義で作品を出してました. そのころはブラジル色が濃く、サンバのリズムを中心とした作品でした.当時のアルバムにも幻想的な前衛的なサウンドというか、実験的な意欲作の作品も収録されてましたが、その試みを一段と強くしたような作品です. 一曲目でACID的またはダンス系的な重いリズムに、イフェクターを通したボーカルは音を外れた様な効果を産み、幻想的な雰囲気を作ってます.聴いた瞬間は「なんじゃい??」と思ったくらいです. 2曲目で爽やかな朝をイメージさせるボサノヴァ風のボーカル、3曲目で暑苦しい夏の夜を連想させるねっとりとした8ビート系サウンド、4曲目でお得意のサンバのパーカッションだけの演奏.5曲目ではバラードタイプと、彼らの出身のブラジルの音楽だけでなくいろんなサウンドが入ってます. もともとこの二人の作品というのは、ブラジル音楽の枠にとらわれない自由な作風でしたが、この作品の様にサンバだけで終わるわけがないということは予想がつきました. 個人的には7曲目でみられる、個性の強いF.プリムのボーカルにブラジルのメロディとサンバのリズムのサウンドが好きなんですが、「第4世界」というユニット名が示すように、母国のサウンドだけでないいろんな世界のサウンドを取り入れよう(?)としているので新たなサウンドの確立を期待します.
☆まだ彼らのステージを見たことないんですが、ヘビーなステージでしょうねぇ(アスワン)

   
Slow                   Speedy
Light               Heavy
Mellow                 Hard
Lyrical                 Cool
Melodious                 Out of melody/code
Conservative                 Progresseve/Tricky
Ensemble                   Interplay

\2,290  2/27/99 at 新宿ヴァージン