ベラ・フレック(バンジョー)のグループで頭角を現し、その後ソロを続々リリースし、S.ベイリーとのデュオや、その他ミュージシャンとテンポラリーなユニットを組んでアルバムを出してきました. 実のところ、この作品を聴く前は余り期待していませんでした.「どうせ、スラップ中心のベース教則本的な作品だろう」と思って聴いたら、そんなことはない. この作品のカテゴリでいろんなトコに黒丸が付いている様に、サウンドがイロイロ入っていてバラエティがあります. S.ベイリーとのデュオによる西海岸系のサウンド、お得意のスラップを生かしたファンキーなナンバー、ポップチャートに出てくる様なポップスや骨太いNY系のサウンドや、ブラック系ミュージックと種々雑多な感じでサウンドがあります. 面白いのは、2〜3歳くらいの子供の話声に合わせてベースを被せて音楽を作ったり、やはり子供の声をサンプリングしてラップの様にサウンドの中に入れてます ベースもスラップ中心、ベース中心だけでなく全体の中のベースというように自己中心的なサウンドではなくバランスも考えてます. 作品の殆どが彼の作品で、コンポーザーとしても才能を開花させております. この作品は2枚組でありながら\2,890(輸入盤)という非常にお買い得で、内容はそれ以上のものがあります. 次から次へとアイディアが溢れだして、一枚では収まり切れなくなった感じです. 彼の今までのソロは教則本的なサウンドで、試聴して手を出さなかったんですが、こんなに音楽的才能とセンスがあるなんて想像もつきませんでした. ☆準脳味噌錯乱級!!買いッ!!(アスワン)
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\2,890 7/9/99 at 渋谷タワーレコード