Victor Wooten「Yin Yang」Campas Records(7 4274 2)'99-U.S.A
Victor Wooten(b,vo)  Joseph Wooten(key,pf)  Regi Wooten(g,key)  Steve Bailey(b)  Darrell Tibs(per)  JD Blair(drs)  Rudy Wooten(sax)  Kirk Whalum(ts,ss) Bela Fleck(banjo) etc.
●骨太いストレート系  ●明るく爽やか系  ●骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ●ブラック系 ●歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ●ロック系 ●ポップス系
今、一番油がのっているベーシストは、この人だと思います.
ベラ・フレック(バンジョー)のグループで頭角を現し、その後ソロを続々リリースし、S.ベイリーとのデュオや、その他ミュージシャンとテンポラリーなユニットを組んでアルバムを出してきました.
実のところ、この作品を聴く前は余り期待していませんでした.「どうせ、スラップ中心のベース教則本的な作品だろう」と思って聴いたら、そんなことはない.
この作品のカテゴリでいろんなトコに黒丸が付いている様に、サウンドがイロイロ入っていてバラエティがあります.
S.ベイリーとのデュオによる西海岸系のサウンド、お得意のスラップを生かしたファンキーなナンバー、ポップチャートに出てくる様なポップスや骨太いNY系のサウンドや、ブラック系ミュージックと種々雑多な感じでサウンドがあります.
面白いのは、2〜3歳くらいの子供の話声に合わせてベースを被せて音楽を作ったり、やはり子供の声をサンプリングしてラップの様にサウンドの中に入れてます
ベースもスラップ中心、ベース中心だけでなく全体の中のベースというように自己中心的なサウンドではなくバランスも考えてます.
作品の殆どが彼の作品で、コンポーザーとしても才能を開花させております.
この作品は2枚組でありながら\2,890(輸入盤)という非常にお買い得で、内容はそれ以上のものがあります.
次から次へとアイディアが溢れだして、一枚では収まり切れなくなった感じです.
彼の今までのソロは教則本的なサウンドで、試聴して手を出さなかったんですが、こんなに音楽的才能とセンスがあるなんて想像もつきませんでした.

準脳味噌錯乱級!!買いッ!!(アスワン)

   
Slow             Speedy
Light             Heavy
Mellow             Hard
Lyrical             Cool
Melodious               Out of melody/code
Conservative             Progresseve/Tricky
Ensemble             Interplay

\2,890 7/9/99 at 渋谷タワーレコード