Michael Zilber「Two Coats」IGMOD(IGM-49904-2)'99-U.S.A
Michael Zilber(ts,ss) James Genus(b) Rachel Z(pf) Rodney Holmes(drs) Steve Smith(drs) John R.Burr(pf) Peter Barshay(b)
○太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ●JAZZ系  ●JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
92年の前作「Stranger in Brooklyn」OWL(R2 79251)はRachel ZとJ.Genusが参加してました.この作品は本人とD.Liebmanの共同プロデュースで、斬新なアイディア溢れる名作だと思います. 首を長くして3rdアルバムを待ち望んでましたが、ようやくリリーズされました.今回もRachel Z.とJ.Genusが参加しており、更にS.スミスやBrecker Bro.のツァーに参加していたR.Holmesの名前が見られます. サウンドは、Jazzファンからは「これはJazzじゃぁない」.一方Fusionファンからは「これ、Jazzじゃぁないの??」.と言われそうな、中間的なサウンドです. フリーっぽいもの、スカ風のリズムのトリッキーなメロディのもの、スピード感溢れる緊迫感あるもの、8ビートもの、スローバラードもの、そして4ビートとバラエティがあります.楽器はエレクトリックではなくアコースティックを使ってますので、Brecker Bro.の様など派手なサウンドではなくJazzっぽい雰囲気の作品です.10曲中9曲は本人のオリジナルで、彼の特徴(?)でもあるトリッキーなサウンドも今回も見られます. サックスは攻撃なソロで、マシンガンの様な早口で責めたててきます.一番気に入ったのは3曲目のスカ風のリズムの曲でして、サックスのテーマにRachel Z.が左手でリズムを刻みながら右手でユニゾンのピアノを入れてくる曲です.メロディがトリッキーで変な感じなんですが、ユニゾンで入れたピアノの音とサックスが妙な感じでマッチしてます.サックスのソロだけでピアノのソロが聴きたかった曲ですが、前作の雰囲気を残して、これは是非とも生でこの二人のライブを見てみたいと感じ増した. この作品はちょっと初心者向けじゃぁないでしょうねぇ.新しい時代のJAZZサウンドで型にはまらない自由なサウンドを追い求めているんでしょうねぇ. 面白かったのが、この作品はD.ユニオンではFusionのコーナーにあり、ヴァージンではjazzのコーナーにありました.この作品を聴いたお店の担当者の感覚でそこに置いたんでしょうか??僕だったらどっちのコーナーにおく??.....難しいですねぇ(^^;)どっちにも置いてしまいそうです.
☆無名ですが注目してます.(アスワン)
   
Slow             Speedy
Light           Heavy
Mellow           Hard
Lyrical             Cool
Melodious             Out of melody/code
Conservative               Progresseve/Tricky
Ensemble               Interplay

\2,090 6/11/99 at 新宿ディスクユニオン