2回、3回と聴くうちにだんだん好きになっていきました.初めはD.ウェックルのソロだとばかり思ってましたが、喫茶店でライナー見てソロというよりユニットなんだ、と分かった次第です(^^;)(いつもCDを買うとそのままポータブルCDプレイヤーに入れて歩きながら聴くか、写真を撮りながら聴くのが習慣でライナーはいつも後で見るか、これを作っている時に見るので) B.フェイトンのギターやJ.オリバーのキーボード、B.フィールズのサックス等フロント楽器ばかり目立っているので変だなぁと思っていたら、ソロじゃないことを確認してから納得がいきました.(^^;) 内容は各フロント楽器を中心にした、ストレートなサウンドです. 一曲目はT-Sがやりそうな、雰囲気があります.華やかなギターのカッティングで幕が開き、サックスとギターのユニゾンのソロ.サビもメロディアスでブレイクや仕掛けも細工されています.ポップな感じにドラムの切れが加わり、まさに一曲目に相応しいど派手な登場です. 続く二曲目はB.フェイトンのギターを中心にこれも華やかな雰囲気. 三曲目は雰囲気を変えてNY系の速いリズムにJ.オリバーのキーボードのサポートが目立ちます. 四曲めではそれまでの華やいだ雰囲気を変え、B.フェイトンの生ギターを中心にしたスローな曲. 五曲目では二曲目のNY系の雰囲気をもっと強調した雰囲気で、鋭い音色のギターが吠えてます.ちょっとエスニックな雰囲気のテーマのメロディと淡々とリズムを刻むT.ケネディのベースが不気味な雰囲気を作ります. ちょっと飛ばして7曲目では、T.ケネディがベースソロを披露. またまた飛ばして10曲目はカントリー風のギターのイントロに多重録音のサックスのホーンセクションが音を重ねて、妖しい雰囲気のサックスソロと対象的なカントリー風のギターが印象的です. ラストの12曲目はファンキーな前半から突然ハモンドオルガンが炸裂し、小気味よりリズムを刻むギターの後のサックスのソロにゾクゾクする快感があります. 曲はウェックルを中心に各メンバーが出し合って作ってます.B.フェイトンやB.フィールズ等、ベテランが独自のサウンドを展開していった経緯があり、それぞれの作品を持ち寄りそれぞれのプレイを披露している訳で、バンドとしてこれだ!!というサウンドがイマイチ私には掴みきれません. しかし一つ言えるのはD.ウェックルを中心としたリズムのうねり、ドライブ感がこのグループの最大の持ち味ですねぇ. ☆この作品は、ポータブルCDプレイヤーではなくて、大音量のAVシステムで聴くのが宜しいようです.(アスワン)
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