Smappies「II」ビクター(VICP-60719)'99 - JAPAN
Omar Hakim(dr), WIll Lee(b), Hirum Bullock(g), Phillippe Saisse(kb), Grover Washington Jr.(sax), Arturo Sandoval(tp), Bill Evans(sax), Michael Brecker(sax), Bernard Purdie(dr), James JT Taylor(v), Phil Woods(sax), Kenny Garrett(sax), Manhattan Transfer(v), Steve Gadd(dr), Ralph McDonald(perc), Jim Beard(kb), Toninho Horta(g), John Patitucci(b), Anthony Jackson(b), Eddie Gomez(b), David T. Walker(g), William Juju House(dr), Steve Smith(dr), East 4th Horns, Jean Baptista Bodie(vib), Keven Owens(v) etc.
●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
この手のオールスターズ物は20年位前に大ヒットしたんですが、,面白くない作品が乱造されて全く興味を失っていました.
この前、イヴァン・リンスのライブに同行したT.Hortaのインタビューでお馴染みのmarikoさん夫妻からこの作品でT.Hortaが入っていることを聴きました.結構マジで演奏している.という話を聴いて、興味を持ちました.
ということで、このシリーズが出て2作目ですが、初めてこのシリーズを耳にしました.
冒頭はフルオーケストラ入りでガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」ですねぇ.なんかNYの香りがしてきました.それに続く曲も強烈なブラスサウンドの70〜80年代のNY系のファンキーなサウンドですねぇ.
さて問題のオルタの演奏は最後の曲です.アコースティックギターと彼のボイスは正に彼のスタイルでオルタサウンドになっています.「Trouble」という原曲は知るはずもないのですが、彼の手にかかるとどんな曲も彼のオリジナルの様になってしまうのが凄いです・
オルタはもう一曲にも参加してますが、こちらはサンバ調ですがオルタのギターはしっかり聴かせてくれます.
この手のオールスター物では、面白い部類に入ります.アレンジがしっかりして各曲を聴かせるものにしています.オルタがやっている曲以外はオールスター物の宿命で各個人が見えにくい出来になってます.
サウンド自体は面白かったので良しとします.

これを聴いてある疑問が出ました.「何でSMAPなんだろう??」
この企画は一体誰向けなんだろう??僕なんかはSMAPと聞いただけで、歌手というよりバラエティ番組のエンターティナーというイメージがあり、SMAPの曲をやっているというだけで避けてしまいます.そんでもってオールスター物と聞いただけで益々避けてしまいます.
私の様なタイプのFusionファンは多いのか少ないのか分かりませんが、これを聴く気にさせるまでが大変.
聴いたら結構サウンドがしっかりしているので買う気になります.
この聴く気にさせるのがSMAPというのが障害になるんではと思います.まさかSMAPファンにこれを聴けと言っている訳じゃぁないですよね.
話題にはなると思うんですが、FUSIONファンにSMAPのカヴァー集といって、試聴までこぎつけるか......??
内容とは関係ないんですが、聴いていてフッと思った疑問です.サウンドがそれなりにしっかりしているのでSMAPをカヴァーしたのは却ってマイナスかな??と思いました.

☆「夜空のむこうに(タイトル失念)」をやってほしかった(アスワン)

   
Slow             Speedy
Light             Heavy
Mellow             Hard
Lyrical               Cool
Melodious             Out of melody/code
Conservative                 Progresseve/Tricky
Ensemble               Interplay

\2,900 6/19/99 at 新宿タワーレコード