渡辺香津美「One For All」domo(pocj-1451)'99 - JAPAN
渡辺香津美(g), 矢野顕子(pf), Mike Mainieri(vib), Larry Coryell(g), John Patitucci(b), Mino Cinelu(per,drs)
●骨太いストレート系  ○明るく爽やか系  ○骨太系と爽やか系の中間
○R&B系 ○ブラック系 ○歌物・NAC/AOR 系
○ラテン系               ( □ブラジル系  □サルサ系  □カリプソ系 )
○ユーロ系  ○JAZZ系  ○JAZZとFUSIONの中間系
○ブルース系 ○ロック系
ボトムラインでのライブアルバムです
香津美 + Mike Mainieriの組み合わせというと、パッと頭に浮かぶのは「TOCHIKA」です.てっきり「UNICORN」の様なサウンドが繰り広げるのではと予想しましたが、これは外れてしまいました.
一曲目を聴いた時には、スェーデンかデンマーク辺りの北欧系のギターリストかと思ってしまいそうな、サウンドです.昔の様なギラギラとしたパワー溢れる演奏というよりは、余裕を持った円熟味あるプレイになってますねぇ.
というのも香津美氏のプレイを聴いたのは、久々でアレンビックギターでガンガン飛ばす彼の印象が強いからです.
さてこの作品は、L.コリエルは7曲中3曲参加、M.マイニエリは4曲参加、矢野顕子は「Water Ways Flom Backward Again」で一曲のみの参加です.
参加メンバーが一同に揃う曲は収録されておらず、最大で矢野顕子を除くメンバーでタイトル曲と「Milestone」の2曲を行っております.
サウンドは冒頭で述べた様に、香津美氏の円熟味あるプレイで、落ち着いたサウンドで大人のFusionというイメージです.ただし、「Afro Blue」ではギターが大爆発をおこして、エキサイティングなソロを聴くことができます.このソロを聴くとなんか前より切れがあって上手くなった様な気がします.
唯一の新曲のタイトル曲は、増尾好秋氏の曲の様な温かみがあり、イマジネイションたっぷりのL.コリエル氏のソロと聴き応えあります.
☆日本No.1のギタリストここにあり、という感じの作品です.(アスワン)
   
Slow           Speedy
Light             Heavy
Mellow             Hard
Lyrical               Cool
Melodious               Out of melody/code
Conservative               Progresseve/Tricky
Ensemble               Interplay

\3,000 5/21/99 at 新宿タワーレコード